春の訪れを感じる三渓園に梅を見に行こう!

庭園遠景

今回は神奈川県横浜市の本牧地区にある三渓園について紹介します。

三渓園は歴史的な建造物を配した日本庭園があり、季節によってたくさんの自然を肌で感じることができる場所です。特に梅が有名で、梅の時期にはたくさんの観光客でにぎわいます。

三渓園入口

三渓園の概要

三渓園は四季折々の花が楽しめ、古くから梅の名所としても名高い、横浜・本牧にある日本庭園です。約600本の梅が植えられていて、春の訪れを感じさせてくれる場所となっています。

三渓園白梅

 アクセス

三渓園は横浜にあるため、都心からもスムーズに行くことができます。

電車だとJR根岸線の「根岸駅」からバスが出ています。15分程度バスに揺られると三渓園に着くことができます。JR線・東急東横線・京浜急行線の乗り入れる「横浜駅」からもバスは出ていますが、結構長時間かかってしまいますので、根岸駅からのルートをオススメします。

車でのアクセスはかなり良いです。都心方面からは首都高速湾岸線をベイブリッジ方面に向かい、ベイブリッジを越えた本牧出口で下りると5分くらいで着くことができます。帰りがけにはベイブリッジで横浜の夜景も楽しめますので、デートにもオススメです。

ただし、車でのアクセスの場合、高速道路の渋滞や、季節によっては駐車場もすぐいっぱいになってしまいますのでご注意ください。私が行った時には11時頃に着きましたが、三渓園の駐車場はいっぱいで南口に近い市民公園の駐車場に停める感じでした。

営業時間

年末の12月29 ~31日は休園となっていますが、それ以外は通常営業しています。

営業時間は通常9時~17時です。イベント状況により多少前後することがあるそうです。

入園料

入園料金は大人700円で子どもが200円です。回数券や年間パスポートなども用意されていて、一年間で何度も行く方にはこちらのほうがオススメです。大人600円になる前売り券をはじめ、年間パスポート、回数券、JAF割引など、割引も多様ですので行く前に調べてみるといいかもしれません!

また、毎月、第2、第4土曜日は、小学生、中学生、高校生の入園料が無料になります。子連れで行くなら活用しましょう。

三渓園の魅力とは

ここからは三渓園の魅力を紹介します。

子供と自然に触れてもらうのもいいですが、日常の喧騒から離れ、心身のデトックス効果が望めますので、大人のデートにも最適な場所となっています。

季節の草花を観賞

三渓園といえばまず出てくるのが梅です!

三渓園の紅梅

梅は桜ほどの迫力はありませんが、桜と違って少し長い時間咲いていてくれるので、早咲き、遅咲きはあるものの、時期を逃すことが少ないです。

また、ほんのり香りもあり、視覚だけでなく鼻でも春の匂いを感じることができます。

三渓園の白梅

小粒な梅の花は控えめで愛らしく、とても美しいピンクに染まります。

早咲きの梅の時期に訪れるとスイセンも一緒に楽しむことができます。遅咲きですと、春の花も開いてきますので、どちらを見に行っても他の花も楽しめます。

三渓園のスイセン

他には濃いピンクが印象に残る椿もところどころに咲いていました。

三渓園の椿

竹林や池などもしっかりと作られています。

竹林

また、鳥やコイなど、花以外にも楽しめるのがいいところです。

 

紅葉の時期にはまた違った景色を見ることができそうです。

歴史的建造物を堪能

三渓園内部には京都や鎌倉から移設された重要文化財の古民家を楽しむことができます。

寺院の橋

旧矢箆原家(やのはら)住宅

旧矢箆原家住宅は三重塔とともに三渓園を代表する建物です。合掌造りの家の内部に入ることが可能で、里山の旧家の風情を感じることができます。もちろん家具なども昔のものが展示してあります。

現在は外観の補修工事中でしたので、全体写真は撮ることができませんでした。

囲炉裏で火を焚いていて郷愁的な気分を誘います。

囲炉裏

ちなみにお雛様の時期には大正から昭和初期にかけてのお雛様が展示されます。こちらも古き良き日本の住宅を感じることができます。

お雛様

旧燈明寺三重塔

合掌造りの旧矢箆原家住宅と並び、メインになる建物は三重塔です。小高い築山の上にあり、三渓園の様子を上から楽しむことができます。

三重塔は三渓園のどの場所からも見ることができ、景色にスパイスを加えてくれます。

庭園遠景

中に入ることはできませんが、とても近くで見ることができます。

三重塔

イベント情報

梅が咲く時期には旧矢箆原家住宅(合掌造り)内では、桃の節句に合わせて雛人形が展示されます。2018年は2月10日(土)~3月4日(日)、時間は9:00~16:30。前半と後半でお雛様が飾りかえられます。2月21日(水)に人形を飾り替え、2月22日(木)からは違うお雛様が見られます。

 

グルメ

日本庭園を眺めながらお団子をいただくことができます。

お団子

味も多く、みたらしやあんこ、うぐいすなどの甘味系のものから、味噌、磯部などまで多彩です。黒蜜きなこや三色団子など珍しいものまで食べることができます。私はお味噌と黒蜜きなこをいただきました。

価格も150円~200円とお財布に優しい売店となっています。

お団子

他にもおしるこやソフトクリームなどの軽食のほか、うどんやおそばなど食事も可能となっています。

三渓園の中央部にある三渓記念館では、本格的な抹茶と和菓子を500円で楽しむことができます。併設する三渓ミュージアムショップではお土産も販売しています。

 

この他にも、お弁当を持っていけばベンチで食べながら花を観賞することも可能です。ただし、ごみは持ち帰りましょう!

 

いかがでしたか?

横浜というとハーバータウンや工場地帯といった近代的なイメージがあると思いますが、三渓園のように時間が止まったかのような美しい景色を楽しむ場所も残っています。

ぜひ梅の時期に訪れてみてください!

三渓園