湯島から旧岩崎邸庭園、根津周辺へお散歩デートを楽しもう!

旧岩崎邸庭園の様子

今回は東京都文京区にある湯島天神(湯島天満宮)から旧岩崎邸庭園を通じて根津までの散策ルートを紹介します。

湯島駅

湯島天満宮(天神)

湯島天満宮は学問の神様である菅原道真を祀った神社です。受験の合格祈願で有名な神社で、若者や家族連れが多いスポットです。

湯島天満宮入口

アクセス

湯島天満宮のアクセスは東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩2分です。電車でのアクセスはとてもいい場所です。湯島駅から坂を上っていくと湯島天満宮に着きます。

車でのアクセスは微妙です。何より困るのが駐車場で、専用駐車場は30台程度の規模しかありません。周辺のコインパーキングもありますが、台数は限られている上に、駐車料金も高いですので、電車で行ける方は電車で行くことをおすすめします。

営業時間

営業時間は年中無休で6時から20時まで開門しています。もちろん、大晦日の日には一日中開門しています。

湯島天神の見所

菅原道真を祀るこの神社は、学問の神様として別名湯島天神としても広く知られています。絵馬かけには合格祈願の絵馬が数多くかけられます。私も高校受験のときに絵馬を書きました。第一志望は落ちましたけど・・・

お礼参りの絵馬

4月にはいるとお礼参りの絵馬がすごいことになっています。私は落ちましたのでお礼参りしませんでしたけど。

湯島天満宮本殿

湯島天満宮の本殿はこんな感じです。天満宮は全国に約12000社あると言われています。湯島天満宮は東京十社にも選ばれている亀戸の「亀戸天神社」、国立の「谷保天満宮」と並び、関東の三大天満宮に選ばれています。

湯島天神は梅の名所でもあり、2月~3月にかけて美しい梅の花を見ることができます。梅の時期は過ぎてしまったため、若葉が生い茂っています。

湯島天満宮庭園

高校生や大学生くらいの学生や、その家族でにぎわっています。

こちらは宝物殿です。湯島天神の宝物殿には拝観料がかかります。拝観料は一般で500円、大学・高校生が300円、小・中学生200円です。

湯島天神宝物殿

御朱印は本殿左側の建物でいただくことができます。

湯島天神でお参りをしたあとは旧岩崎庭園に向かいます。

旧岩崎邸庭園

5分くらい歩いていくと旧岩崎邸庭園にたどり着きます。

旧岩崎庭園は三菱の基礎を作った岩崎弥太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造られました。

旧岩崎邸庭園入り口

旧岩崎邸庭園の周辺は道が狭く入り組んでいたり、一方通行の道路がありますので車で行く際はご注意ください。

旧岩崎邸庭園の開園時間は9時から17時で、年末年始以外は毎日開園しています。

入園料は一般で400円、シニア(65歳以上)が200円、小学生以下は無料です。5月4日(みどりの日)と10月1日(都民の日)は入園無料となっています。

旧岩崎邸庭園の様子

洋館はかわいらしい外壁で、ヨーロッパを思わせるようなつくりです。現存するのは 洋館・撞球室・和館の3棟です。

木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。

コンドルは鹿鳴館やニコライ堂など当時の日本建築に数多く関わっています。また、岩崎家との関係も強く、三菱一号館、高輪別邸や納骨堂などいくつもの岩崎家に関わる建築物を設計しています。

お庭から見た旧岩崎邸

お庭側から見ると右が洋館、左が和館となっています。

中は写真が禁止ということで、控えさせていただきました。中は古き良きヨーロッパ調の内装や家具で施されています。

お庭から見た洋館

現在の庭園も個人宅としては広大ですが、当時は3倍近い敷地があったとか。

 

旧岩崎邸庭園ではお抹茶を頂くことができます。

岩崎庭園お抹茶

こちらは抹茶セット510円です。

お茶席は17時まで営業していますが、オーダーは16時半までとなっています。お土産が売っている売店もこちらになります。

旧岩崎庭園をあとにし、根津方面へ歩いてみましょう。

不忍池

右手には不忍池を望むことができます。

横山大観記念館

右手には上野公園の不忍池を眺めることができます。5分から10分歩いていくと、横山大観記念館が見えます。

横山大観記念館

横山大観は富士山の絵で有名な日本の画家です。横山大観の旧居が記念館となっていて、中を歩くことができます。横山大観の旧宅と庭園は木造2階建ての数奇屋造りを思わせる佇まいです。

入館料が800円かかります。営業時間は9時から16時です。月~水までが休館で、それとは別に夏季が7月中旬から8月31日、冬季は12月下旬から1月上旬まで休館となっています。

横山大観記念館入口

この建物の設計は横山大観が行ったそうです。

こちらも館内は撮影禁止でしたので写真を撮ることはできませんでした。

展示の内容は世に出ていない習作が多いのが特徴です。習作とは練習で描く絵のことで、下書きを書かないで制作にのぞんでいた大観は、習作を何枚も残しています。それを旧宅であるこちらの記念館が所蔵している感じです。

入館料が800円の割には飾ってある作品も少ないため、個人的にはちょっと物足りない気がしました。休館日が多いため、行く方はご注意ください。

根津神社

東京メトロ千代田線の根津駅から徒歩5分ほどの根津神社へ向かいます。不忍通りを北上すると、「根津神社入口」という交差点があるのでわかりやすいです。

根津神社入口

根津神社の入口はこんな感じです。大きな鳥居が特徴的です。

根津神社は東京十社のひとつに数えられる東京を代表する神社で、5月ごろに満開を向かえるつつじで有名なスポットです。根津神社も外国人に人気のスポットです。

根津神社楼門

こちらが楼門です。巨大な鳥居の先には立派な楼門が構えています。入口からは想像できないほどの敷地で、いい意味で裏切られました。

根津神社本殿

こちらが本殿です。

本殿に向かって右側で御朱印をいただくことができます。

森鴎外や夏目漱石などの文豪も近くに住んでいたことがあり、彼らの作品にもたびたび登場します。

 

いかがでしたか?

今回紹介したコースはゆっくり見て半日程度のお散歩コースとなっています。根津から千駄木、谷中といった方面に向かうのもいいですし、逆ルートで上野へ抜けたり、応用が可能なコースになっていますので、良かったらぜひ!

湯島天満宮

旧岩崎邸庭園

横山大観記念館

根津神社