親子で楽しめるロマンスカーミュージアムへ行こう!

ロマンスカーミュージアムは小田急電鉄の特急電車ロマンスカーがテーマの博物館です。

歴代のロマンスカーの実物展示や小田急線沿線をモチーフとしたジオラマなど電車好きのお子さんはもちろん、大人も楽しめる博物館になっています。

ロマンスカーミュージアムの概要

ロマンスカーミュージアム入り口

アクセス

ロマンスカーミュージアムのアクセスは小田急、相鉄、JR相模線の乗り入れる海老名駅から徒歩1分です。ちょうど私鉄とJRの駅の間に建っています。東京都心からはロマンスカーで、横浜からは相鉄、八王子方面からは相模線が通っているため、アクセスは良好です。

専用駐車場はありませんが、近くに「ららぽーと海老名」や「ビナウォーク」などの駐車場付き大型商業施設があるため、ショッピングとあわせて楽しむこともできます。

営業時間

営業時間は10時から18時ですが、併設したカフェは夜までやっているみたいです。

定休日は第2、第4火曜日です。

入館料

ロマンスカーミュージアムの料金は、大人900円、小学生400円、3歳以上のお子さんが100円です。規模としては少し高めな印象があります。

現在ではコロナウイルスの影響により、事前予約制となっていますので、公式サイトから予約を行います。ただ、予約していなくても枠に余裕があれば当日受付も可能になっているようです。

入館時に予約画面を見せた後にチケットを購入する流れになります。

チケット購入は自動券売機、もしくは窓口で購入します。

自動券売機

別途費用が発生する体験もありますのでご注意ください。

迫力の実物展示

順路に沿って入り口を降りていくと、初期の電車が迎えてくれます。この車両は小田急電鉄が開業した当時の「モハ1」という車両です。

モハ1

小田急電鉄の歴史や沿革をまとめたムービーが流れています。ロマンスカーの走行シーンや展望など、見どころ満載の映像に仕上がっていました!

ロマンスカーギャラリー

ロマンスカーミュージアムでは、ロマンスカーが合計5台展示されています。すべて引退した車両5種類が展示されています。

SE(3000形)

1957年から1992年まで運行していたロマンスカーです。ロマンスカーの象徴ともいえる前面展望はまだ実装されていませんね。このロマンスカーは狭軌の世界最高速度145/kmを記録した車両だそうです。

初代ロマンスカー

NSE(3100形)

1963年から1999年まで活躍したロマンスカーです。NSEから運転席が上部に変わり、全面展望が実装されていたようです。

LSE

LSE(7000形)

1980年から2018年まで運行していたロマンスカーです。展示されている中で私が唯一乗ったことのあるロマンスカーで、先頭車の席をとれたので個人的な思い入れがかなり強い車両です。

HiSE(10000形)

1987年から2012年まで運行していた車両です。景色が見やすいハイデッカー車両であるため、バリアフリーの波によって短命になってしまった車両です。

HiSE

現在長野電鉄で運用されているため、この中で唯一今でも乗ることができる車両です。

RSE(20000形)

1991年から2012年まで運行していたロマンスカーです。RSEもハイデッカーであることと、内装を豪華にしすぎたことによって短命だったと言われています。

RSEには今ではあまり見ることのない、車内販売のカウンターなども展示してあり、とても新鮮です。

RSE

コロナの影響で、車両の中に入れなくなっている博物館も多いですが、一部の車両には入ることができました。

RSEでは全面展望の映像が流れています。

私が一番好きな車両であるVSEも、ぜひこの中に展示してほしいです…。

細部まで再現された小田急沿線ジオラマ

ロマンスカーミュージアムのジオラマのクオリティはかなり高いです。

ジオラマ全景

新宿駅から下北沢、登戸、片瀬江ノ島、海老名、小田原、箱根と沿線の風景を細部まで再現しています。

新宿駅では地下2階構造に加え、地上にはコクーンタワーや都庁が再現されています。

ジオラマ新宿駅

下北沢は地下ホームになっており、地上の高架を井の頭線が交差しています。

登戸駅周辺には藤子不二雄ミュージアム。

ジオラマで再現された不二子・不二夫ミュージアム

海老名駅ではビナウォーク。

相模大野から分岐する片瀬江ノ島駅には江の島や江ノ島水族館が再現。

ジオラマで再現された江ノ島

江ノ島水族館ではイルカショーが行われています。

近隣の鎌倉の風景も再現されており、鶴岡八幡宮や高徳院の鎌倉大仏など、精巧な作りに感動します。

小田原には新幹線と小田原城が。

小田原城とロマンスカー

小田急の終点は箱根湯元ですが、箱根登山鉄道、大涌谷のロープウェイ、芦ノ湖の海賊船など、小田急が発案した「ゴールデンルート」の様子を見ることができます。

ジオラマの箱根海賊船

芦ノ湖の海賊船は、西武鉄道との集客バトルで発案されたそうです!

また、ライトアップの演出により、昼間の姿だけでなく、夜にはライトアップされた姿を見ることができます。お子さんは走る電車に夢中ですが、親御さん達はジオラマによって再現された風景に見入っている様子です。

子どもたちも「ここ行ったね!」というような会話も聞こえてきて、とても微笑ましい気分になりました。

また、ここではジオラマを運転することができます。

ジオラマを運転

100円で3分間、江ノ電とGSEを運転することができますので、興味のある方はぜひやってみてください。

シュミュレーター

小田急線のシュミュレーターも人気があるコーナーです。

こちらは当日の抽選になっています。

運転シミュレーター

ロマンスカーアスレチック

お子さんにオススメなのはアスレチックです。

ロマンスカーアスレチック

アスレチックではロマンスカーを模した遊び場で、中にはボールプールなどが用意されています。3歳から未就学児を対象とした遊び場になっています。

当日予約制ですが、私が行った14時はすべての回の整理券が終了していました…。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは小田急線の商品やロマンスカーミュージアムの限定商品など、様々な小田急グッズを手に入れることができます。

ミュージアムショップ

よくある鉄道のガチャガチャや、VSE引退グッズ、限定商品などラインナップはかなり充実しています。お子さんにおすすめなのが、ロマンスカーミュージアム限定の「鉄下」!

女性の方には小田急線の制服を着たキティがおすすめです。

屋上展望

屋上には小田急線の海老名駅を一望できるテラスがあります。

屋上庭園

ロマンスカーの時刻表も用意されており、見たい車両の時刻に合わせて上ることができるのがうれしいです。また、海老名駅には小田急の車庫があるため、運が良ければ車庫から出てくるロマンスカーなども見ることができます!

併設カフェで一休み

併設したカフェがあり、窓際の席からは小田急の海老名駅が一望できるロケーションです。

オリジナルメニューなども用意されているので、興味がある方は是非食べてみてください!

 

いかがでしょうか?

小田急電鉄の博物館「ロマンスカーミュージアム」。歴代の車両が展示されていたり、沿線のジオラマでいろいろな景色が再現されているため、子どもだけでなく親子で楽しめる博物館になっています。

ぜひ一度足を運んでみてください!