自然があふれる王子の飛鳥山公園へ家族でお出掛け!
こんにちは、ゆうです。
今回は東京都北区の王子に焦点を当てて紹介したいと思います。
Contents
王子とは
王子は東京都北区にあります。JR京浜東北線と東京メトロ南北線、そして都電荒川線が通っています。
王子駅の西側には、江戸幕府8代将軍徳川吉宗の時代に作られた桜の名所、「飛鳥山公園」があります。また、すぐそばには音無川が流れており、親水公園として近所の人々の憩いの場となっております。
飛鳥山公園の花見は浮世絵にも描かれており、現在でもお花見スポットとして桜の時期にはかなりの人がお花見を楽しんでいます。
それでは王子を散策してみましょう。
水遊びができる音無川親水公園
JR王子駅を出ると音無川親水公園があります。
音無川親水公園は、「日本の都市公園100選」に選ばれています。石神井川の旧流の音無川に沿って、公園として整備されています。
春には桜、秋には紅葉が楽しめる、都内でも屈指のスポットです。また、春~夏には、子供の水遊びができる場所として、賑わっています。
少し進むと音無橋が架かっています。きれいなアーチです。
東京十社の一つ王子神社
音無橋の手前で右に入る階段があり、そこを上っていくと「王子神社」があります。
王子神社は「東京十社」に選ばれている神社です。
東京十社とは、根津神社、芝大神宮、神田明神、日枝神社、亀戸天神社、白山神社、品川神社、富岡八幡宮、王子神社、赤坂氷川神社の十社です。これらをまとめた御朱印帳もあるので、御朱印に興味がある方は、ぜひ巡ってみてください。
立派な建物です。王子神社は「王子権現」と呼ばれており、周辺の王子という地名は王子権現からつけられたと言われています。
こちらは王子神社の大鳥居です。大通りに面していますが、境内の中はとても静かでした。
さてそれでは音無橋を渡ってみましょう。
江戸の行楽地!飛鳥山公園
渡ってみると見えるのは、都電荒川線と飛鳥山公園です。
先ほど紹介したとおり、ここは桜の名所として、徳川吉宗の時代に作られました。
結構広く、学生のグループがダンスの練習をしていたり、子供連れが遊んでいたりします。ここら辺では一番大きな公園ですね。住民の憩いの場となっているようです。
ここの奥には博物館が3つあります。そこを目指していきましょう。
途中には都電の車両と汽車が展示してありました。
都電荒川線は現在走っている唯一の都電で、早稲田と三ノ輪橋を結んでいます。飛鳥山公園のそばも走っています。
そこの広場の先に目的の博物館3種類がありました。
「紙の博物館」「北区飛鳥山博物館」「渋沢資料館」です。
また3館共通券が720円なので、かなりお得となっています。
渋沢栄一のことがわかる渋沢資料館
まずは渋沢資料館へ
入り口はこんな感じです。残念ながら中の写真撮影は禁止でした・・・
渋沢栄一は第一国立銀行などの銀行業をはじめ、王子製紙やキリンビールなど、現在まで残っているような企業の設立に携わっています。その数は500以上とも言われ、江戸時代以降の近代日本の経済を築き上げたといっても過言ではないような人物です。両国編で少し紹介した、安田善次郎とも交流がありました。さらに等々力編で紹介した後藤慶太とは、東急電鉄の田園都市開発で携わっています。
渋沢資料館では渋沢栄一の生涯に関する資料が展示してあります。小さいし、ワンフロアしかないのですぐ見終わると思ったのですが、思っていた以上にコンテンツが豊富で、1時間はかかってしまいました。
この資料館は300円ですが、隣接する晩香蘆(ばんこうろ)と青淵文庫も見ることができます。
洋風の建物 晩香蘆
晩香蘆とは洋風の茶室で、渋沢栄一が喜寿のときに作られました。
暖炉や火鉢などの調度品が、古きよき大正時代を思い出させる建物で、ひっそりしていて、素敵です。内装も美しいです。
渋沢栄一の書庫にあたる青淵文庫
青淵文庫は渋沢栄一が80歳のときのお祝いに作られた建物です。名前の通り、書庫として使っていたらしいです。ステンドグラスなどが美しく、こちらは建物の前のお庭がいい感じです。
アジサイが咲いていたのでまた一枚とってみました!
王子の歴史が学べる北区飛鳥山博物館
さて次は「北区飛鳥山博物館」です。
とてもきれいな建物で、復元や映像などを使い、北区の歴史を現在に伝えています。
こちらは許可を頂いて写真を撮らせてもらえました。
北区の地形の成り立ちから現在に至るまでの資料が充実しています。
こちらは発掘された遺跡を元に復元した弥生時代の住居の模型です。細部繊細に再現されています。
こちらは江戸時代の住宅の展示です。映像コンテンツや模型などを通じて体感しながら歴史が学べる博物館です。入場料の割にはオトナでも楽しめる内容となっていました。
体験型コンテンツが豊富な紙の博物館
最後は紙の博物館です。
ここは新入社員のときに習ったことと似たような内容でした・・・
紙の作り方や、色や材料の違いなどを分かりやすく、体験型コンテンツ豊富でいろいろと勉強になります。また、紙の種類による特徴や、用途によってどんな効果が求められているかの違いなども、丁寧に説明してありました。
紙で作られた作品なども展示してあり、大人でも楽しめる博物館でした。
個人的には紙で作られた姫路城がドストライクでした。
まとめ
どうでしょうか。都心からすぐですが、自然が溢れた街「王子」。
普段何気なく通り過ぎている方も、一度降りてみるのもいいかもしれません。桜と紅葉の季節に、また伺いたいと思います!