リニア鉄道館へ行こう!リニア鉄道館の見どころ!

中央の実物展示

今回は愛知県名古屋市の金城ふ頭に位置するリニア・鉄道館を紹介したいと思います。

リニア・鉄道館とは

リニア・鉄道館はJR東海の運営する博物館で、大宮の鉄道博物館、京都の鉄道博物館と並ぶ国内屈指の鉄道博物館です。実物展示や体験型の展示に力を入れているため、子どもでも楽しめる博物館になっています。

リニア鉄道館入り口

アクセス

リニア鉄道館へは電車でのアクセスが便利です。東海道新幹線をはじめとして、JR線、近鉄、名鉄、名古屋市営地下鉄も乗り入れている、国内有数のターミナル駅である名古屋駅から、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線に乗り換え、30分くらい乗り、終点の金城ふ頭で降りるとリニア・鉄道館にたどり着きます。

あおなみ線

車でのアクセス自体は良いのですが、専用の駐車場がありません。そのため、近隣の駐車場を利用しなければならないので、電車で行けるのであれば電車で行くほうがおすすめです。

料金

料金は大人1000円、小中高生500円、未就学児200円で、2歳以下は無料です。

ただし、シュミレーターは別途料金が発生します。N700系の新幹線のシュミレーターは15分で500円、在来線は10分100円です。在来線の車掌体験も15分で500円です。

在来線の運転シュミレーターは先着順ですが、新幹線の運転と車掌シュミレーターは抽選になりますのでご注意ください。

開館時間

リニア・鉄道館の開館時間は10時から17時30分です。

休館日は通常だと火曜日ですが、祝日の場合は翌日になります。また、年末年始は休業になります。

ただし、春休み・夏休み期間やゴールデンウィークなどは火曜日も開館しています。

詳しい開館日については公式サイトにのっていますので確認してから行きましょう。

 

リニア・鉄道館の見どころ

ここからはリニア鉄道館の見どころについて紹介します。

国内屈指の実物展示

エントランスを超えると目に映るのは、蒸気機関車と新幹線、リニアモーターカーの実物展示です。

世界最速を記録した国内の技術力の結晶が迎えてくれます。

入り口すぐにある実物展示

こちらは蒸気機関車として世界最速を記録したC62です。通称でシロクニと呼ばれていたこの蒸気機関車は時速129キロで世界最速を記録した蒸気機関車です。

個人的にはこの機関車はかなり好きな部類です。というのもごつごつした漆黒で無骨なボディが、日本の武士を思わせるようだからです。

中央は新幹線の試験車で955系という車両です。時速443キロで、開発当時、電車方式として世界最速を記録した車両です。

向かって右側に鎮座するのはリニアモーターカーです。山梨県のリニア博物館でも展示されているMLX01-1です。今の形とは少し違いますが、開発当時は時速581キロで世界一の速さでした。

この部屋を抜けた先には、さらに多くの電車たちが私たちを迎えてくれます。

中央の実物展示

JR東海だけに、新幹線の展示に関しては日本一ではないでしょうか。0系、100系、300系、700系、ドクターイエロー…。さらに100系の2階建てのグリーン車が展示してあります。

すべてをカメラに収めることができないくらい広いです。

 

右側には国鉄時代の特急電車や機関車なども展示されています。

 

私が子供のころにぎりぎり走っていた、国鉄の急行列車も展示されていました。

鉄道の仕組みに関する展示

リニア・鉄道館ではオリジナルキャラクターによる、鉄道の仕組みの解説コーナーがあります。自分の目と手を使って、パンタグラフやポイント切り替えの体験しながら仕組みを学ぶことができます。

 

こちらの改札の体験では、券売機を使い、自分で名前の入ったオリジナルの切符を作ることができます。

 

人気のシュミレーター

どこの鉄道博物館でも、シュミレーターは人気のようです。

リニア・鉄道館で一番の人気はやはり新幹線のシュミレーター。本格的な運転席で楽しむことができます。

東海道新幹線のシュミレーター

そのほかにも普通の通勤電車は予約なしで体験することができます。

 

国内最大規模のジオラマ

鉄道博物館といえばジオラマです。

国内最大規模のジオラマ

リニア・鉄道館のジオラマは他にない面白い要素が隠れています。

舞台は名古屋を中心に向かって右側には東京、神奈川、山梨などが登場し、左側が京都や奈良、大阪をモチーフにして作られています。東京から大阪までの広域を舞台にしたジオラマは私の記憶ではここだけです。

快走するN700系

各エリアを象徴する建物たちも健在です。

こちらは三重県にある伊勢神宮です。

ジオラマで再現された大阪の街

こちらは大阪周辺です。太陽の塔が大阪を象徴しています。

東京方面のジオラマ

東京方面はスカイツリーや新橋、レインボーブリッジが再現されています。

これだけならまだわかります。

実はリニア・鉄道館には隠れキャラが何体も潜んでいます。

ここでは一部を紹介します。

日本の昔話シリーズです。

 

次に世界の童話シリーズです。

 

全部探せたか私にもわかりませんが、30分以上隠れキャラ探しをしていました。

もちろん、定期的にジオラマショーが行われます。地上には新幹線、名古屋駅の地下にはリニアモーターカーの駅があります。山梨県の山間部にはリニアモーターカーが走り、沿岸部には東海道本線が走っています。

休憩スポット・ミュージアムショップ

休憩スポットやお土産スポットを紹介します。

こども専用遊び場

2階には子供の遊び場が作られていて、にぎやかな声が聞こえます。

こどもが飽きてしまったらこちらのコーナーへ連れてきましょう。

プラレールジオラマ

プラレールのジオラマや、遊ぶ用のプラレール、電車に関する絵本まで、お子さんの好みに合わせて遊ぶことができます。小さい滑り台などもありますので、アクティブなお子様にもおすすめです。

新幹線をイメージした滑り台

カフェ&駅弁

リニア・鉄道館の2Fにあるデリカステーションでは。限定のお弁当や駅弁を買うことができます。

デリカステーション

中でも気になるのは、昭和39年の東海道新幹線開業当時に、東京駅で販売した幕の内弁当をベースに復刻したリニア・鉄道館限定のお弁当です。私が行ったときにはすでに売り切れていたので、違うお弁当を食べました…。

私が食べた駅弁

ミュージアムショップ

出口の先にはミュージアムショップがあります。

ミュージアムショップ

新幹線や鉄道に関する子供服やおもちゃから、お菓子、大人が喜びそうな記念品まで、そろっていて充実しています。私は「黄色い恋人」が印象的だったので、お土産用に買って帰りました。

 

いかがでしたか?

中部地方一の規模を誇る鉄道博物館である、リニア・鉄道館を紹介しました。大人から子供まで楽しめるスポットになっています。また、企画展も定期的に開催されていますので、そちらもなかなかおすすめです。

ぜひ足を運んでみてください。

リニア・鉄道館