自然と歴史が調和する秩父を巡ろう
今回は埼玉県西部に位置する秩父を紹介していきたいと思います。
秩父は御朱印巡りやSL、季節ごとに咲く花、バーベキューや川下りといったアクティビティまで、充実しています。
Contents
秩父とは
秩父は埼玉県の北西部に位置し、武甲山の麓にある街です。奥秩父では山梨県、長野県、東京都とまたがる、秩父多摩甲斐国立公園があります。
秩父へのアクセス
秩父へのアクセスは電車であれば、都心から西武の特急電車で2時間程度です。また、熊谷から秩父鉄道が出ていますので、新幹線利用の場合は上越新幹線の熊谷駅から秩父鉄道に揺られるのもいいかもしれません。
春から秋にかけての土日祝はSLパラオエクスプレスも運行していますので、非日常を体験することができます。
車でのアクセスは、首都高速から関越道を北上し、花園ICでおります。その後1時間くらい一般道を行くと、秩父の中心地につくことができます。
秩父のおすすめスポット
ここからは秩父のおすすめスポットを紹介します。
羊山公園(ひつじやまこうえん)
羊山公園は芝桜が有名な公園で、ゴールデンウィークにはとても混雑します。秩父の代名詞といっていいほどの人気ぶりです。
アクセス
電車でのアクセスは、西武線、秩父鉄道ともに乗り入れる御花畑駅から徒歩で10分程度になります。
車でのアクセスは専用駐車場もありますが、臨時駐車場が各所に設置され、そこからバスで公園に向かうパークアンドライドっぽい感じの仕組みになっています。
私が利用した駐車場は秩父駅から歩いて10分くらいの場所にある駐車場で、そこに車を停めて一日中置かせていただきました。
羊山公園の見どころ
羊山公園で一番の魅力はやはり春の時期の芝桜です。ゴールデンウィークの時期には観光客でにぎわいます。
鮮やかなピンク色でとてもきれいです。
秩父神社
秩父神社は大宮の氷川神社と同じく、武蔵の国の一宮にあたる神社で、秩父で最も格式の高い神社です。
アクセス
電車でのアクセスは秩父鉄道の秩父駅から徒歩5分になっています。駅に近く、おすすめです。駐車場もありますが、台数が少ないため、駅の駐車場や周辺のコインパーキングを事前に調べてから行きましょう。
秩父神社の見どころ
秩父神社は秩父で一番古い神社で、創建は2100年前とされています。日本三大夜祭に指定されている秩父夜祭で有名な神社です。
こちらが楼門です。
こちらが本殿になります。令和の御朱印ブームで少し混んでいました。
本殿右側には左甚五郎の彫刻があります。
中央部の龍が左甚五郎作と伝えられています。左甚五郎といえば、日光東照宮の眠り猫を連想しますが、眠り猫のもつ穏やかさと比較すると、秩父神社の龍はかなり猛々しいですね。
三峰神社
三峰神社は秩父で一番奥にある神社で、三峰にあります。秩父三山の中で一番有名な神社であろうと思います。理由は、1日には白い気守り(2000円)が販売され、パワースポットとしてブームと浅田真央が三峰神社の白い気守りを持っていたことによって有名になったからです。私も1日に行ったら、3時間くらい渋滞にはまってしまいました。
アクセス
三峰神社への電車でのアクセスは、秩父鉄道の三峰口からバスで50分です。車でのアクセスも三峰周辺から50分近く山道を登ります。また、1本道なので、渋滞がひどい可能性がありますので注意しましょう。
駐車場は約250台停められますが、専用ではなく市営駐車場なので、510円の料金がかかります。しかし、この周辺にほかに車を停められる場所はありません。
三峰神社の見どころ
三峰神社の総研は1900年前だそうです。
本殿は埼玉県の有形文化財に指定されている神社です。この辺りは秩父多摩甲斐国立公園に指定されています。
本殿は鮮やかな彫刻に包まれた権現造りになっています。
お土産
三峰神社のお土産におすすめなのが白い気守りです。この気守りには、境内のご神木が入っていて、以前は毎月1日のみの販売であった、浅田真央が持っていたことで、一躍ブームになりました。
現在は販売休止になっています。
寶登山神社
寶登山神社は長瀞の寶登山(ほどさん)のふもとにある神社です。
今回は本殿だけでしたが、奥宮は山頂付近にあります。寶登山にはロープウェイもありますので興味がある方は登ってみてください。
アクセス
寶登山神社のアクセスは、秩父鉄道の長瀞駅から徒歩10分程度です。駐車場も整備されており、車でのアクセスも良好です。
寶登山神社の見どころ
寶登山神社の見どころは何といっても雰囲気です。山を背にして立つ神社で、入り口は町中であるにも関わらず、駐車場から敷地に入ると静かになります。
木々に守られているような雰囲気の中先に進むと本殿があります。観光客であふれているわけでもなく、かといって廃れているわけでは決してなく。個人的には秩父三社の中で一番好きな雰囲気の神社です。
SLパレオエクスプレス
秩父鉄道には春から秋の期間の土日祝日限定でSLが走っています。
パレオエクスプレスと呼ばれるSLに乗ることができます。
パレオエクスプレスは上越、北陸新幹線の停車する熊谷駅から長瀞、秩父を経由して三峰口まで運行しています。車種はC58363で、4両編成で運行しています。
料金
パレオエクスプレスに乗るための料金は、普通乗車券と合わせてSL整理券が必要です。
自由席だと510円、指定席は前売り券のみで720円となっています。
途中の停車駅から乗ることも可能ですが、自由席が混んでいる場合は、立つこともありますので注意しましょう。
私は秩父駅から三峰口まで乗りましたが、秩父駅までの混雑がすごいことになっていました。座って楽しみたい場合は熊谷~秩父よりも秩父~三峰口の間がおすすめです。
パラオエクスプレスの見どころ
パラオエクスプレスの見どころは何といってもレトロな旅情気分を味わえることです。
おなかに響くような汽笛や、蒸気機関車の匂い、重厚感のある乗り心地を楽しむことができます。
客車もボックスシートですので、ファミリーにおすすめです。
沿線の人たちが手を振っているので、ちょっとしたパレードをしている気分になります。
乗るのもおすすめですが、外から見るのもおすすめです。
都心と違って、甲かではなく路面を走っていますし、踏切や隣接する道路から間近でSLを見ることができます。ごつい車体で堂々と走るSLの姿は迫力満点です。
三峰口駅
三峰口駅は関東の駅100銭に選ばれている駅です。「秩父多摩甲斐国立公園の表玄関で開業当時の面影を残す素朴な駅」という理由から選ばれたそうです。
確かにレトロな佇まいで、タイムスリップしたような気分になります。
三峰口駅の見どころは機関車の転車風景を間近でみられることです。
転車台の実演は、鉄道博物館などでショートしては見ることがありますが、実際に稼働している姿を見ることはあまりありませんよね。
しかもここは本当に近くで見られるのです。
秩父鉄道公園
周辺は鉄道公園になっていて、鉄道が展示してありますが、少し管理がずさんすぎて悲しくなります。
2019年5月から7月にかけて、老朽化により一部車両を解体し、リニューアルされるそうなので、少し期待しています。今回は写真を撮ったのですが、あまりに痛々しく、幽霊が出そうなくらい不気味な姿でしたので写真の掲載は控えます…。
お土産
秩父駅や社内ではパレオエクスプレスのグッズが売っています。
私はクリアファイルとチョロQを購入しました。ほかにも衣類やおもちゃなどが売っていますので、興味がある方はぜひ買ってみてください。
いかがでしたか?
秩父はプロモーションにも力を入れており、楽しい時間を過ごせる場所になっています。また、ファミリー向けの施設ができたり、
ぜひ皆様も訪れてみてください!