歴史を感じる城下町、会津若松を散策しよう。

鉄門から見る天守

こんにちは、ゆうです。今回は福島県の会津周辺の観光スポットを紹介します。会津といっても広いので、会津若松市街を中心に紹介します。

会津とは

横に広い福島県を浜通り、中通り、会津と3つに分けた時に奥羽山脈より西側を指す総称です。浜通りは常磐線や常磐道が通るいわきや相馬などの海岸付近から阿武隈山地まで、中通りは阿武隈高地から東北新幹線や東北自動車道が通る白河や郡山、福島を経て、奥羽山脈までを指します。

アクセス

電車で行く場合は東京から東北新幹線で郡山まで出て、磐越西線に乗り換えるか、栃木県の日光から野岩鉄道、会津鉄道を乗り継ぐ行き方になります。会津の中心駅は「会津若松」です。

車で行く場合は東北自動車道の郡山JCから磐越道に入り、会津若松ICまで行きます。

東京からは片道3時間程度なので、ギリギリ日帰りも可能な距離ですが、スケジュールがとてもハードになります。

会津若松駅

会津若松の中心部には周遊バスが運行していますので、電車で行っても楽しむことができます!

駅の写真は前回行った時のものです…。(駅の写真を撮り忘れたため・・・)

スポット紹介

ここからは会津の歴史を感じることができるスポットを紹介します。

会津若松城(鶴ヶ城)

会津若松で一番の観光地は会津若松城です。

会津若松城

日本でも有数の巨大城郭で、幕末に活躍した会津藩の名残を感じることができます。

石垣や堀は当時のままで、建物はすべて再建されたものとなっています。天守閣もコンクリートで、内部は博物館になっており、会津の歴史を学ぶことができます。

干飯櫓から見る会津若松城

入場料は510円です。

最上階からは会津若松の街を見渡すことができます。

南側の景色

茶室・麟閣と別荘である御薬園との共通チケットもあります。

茶室麟閣

茶室麟閣は本丸の東南側にある茶室です。「麟閣」は、茶道を大成させた千利休(せんのりきゅう)と深い関わりがあります。

茶室麟閣

千利休は、豊臣秀吉の怒りを受け切腹を命じられますが、その怒りが「子である少庵(しょうあん)にまで及ぶのではないか」と配慮した利休七哲の筆頭である蒲生氏郷が、少庵を会津に呼び寄せました。その後、徳川家康と氏郷が中心になり秀吉に千家復興を願い出て許しを得たことで、少庵は無事に京都に帰ることとなりました。

茶室

この時、氏郷が少庵を助けなかったら、茶道の大家である表千家、裏千家、武者小路千家は存在しなかったかもしれないと思うと、すごいことですよね。

輪郭のお抹茶

「麟閣」は、その少庵が建てた茶室といわれます。茶室では一人600円でお抹茶とお菓子をいただくことができます。

麟閣の入園料は別途200円かかりますが、「鶴ヶ城」「麟閣」「御薬園」の入場券がセットになった共通チケット(1枚720円)を買うと、お得に楽しめます。

御薬園

江戸時代中期以来、会津藩主の別荘として利用された庭園です。「鶴ヶ城」から歩いて15分、まちなか周遊バスだと「ハイカラさん」に乗り、バス停「御薬園」で下車してすぐ。御薬園入り口

「御薬園」の庭園のの造りは池泉回遊式庭園と呼ばれ、池(心字池)の周りを歩いてお庭を鑑賞します。

四季折々の草花を楽しむことができるスポットとなっています。また、紅葉の時期にはイベントも開催されていますので、そちらもおすすめです。御薬園の内部

園内では薬草の栽培がおこなわれており、その数は300種類にも及ぶとか…。私は薬草に詳しくないので、お庭の風景を楽しみました。

 

飯盛山

飯盛山は幕末の会津戦争の折に白虎隊が果てた地として有名です。白虎隊関連の記念館や史跡があります。

食べ歩き

山の入り口周辺にはお土産屋さんが軒を連ねています。

こちらのお店では粟饅頭をいただくことができます。

粟饅頭

粟饅頭は粟を使ったお饅頭で、食べ歩きの場合、出来立てのアツアツのお饅頭を味わうことができます。

こちらのお店では会津名物ソースカツどんならぬ、ソース串カツをいただくことができます。

地元の食材にこだわっているらしく、会津地鶏や会津産の豚を利用しているそうです。甘辛いソースが絶品です。

スロープコンベア

飯盛山ではエスカレーターで上がることができます。上りのみで、大人で片道250円、子どもが150円です。ぶっちゃけ歩いた方が早いと思います。お年寄りや小さいお子さんがいる場合は便利かもしれませんね。

スロープコンベア

中腹まで行って疲れた場合は、途中から150円で乗ることができます。

白虎隊記念館

飯盛山といって最初に出てくるのはやはり戊辰戦争の白虎隊ですよね。飯盛山の中腹には白虎隊記念館があります。

白虎隊記念館

白虎隊記念館では白虎隊や戊辰戦争に関する資料が展示してあります。白虎隊記念館の入場料は大人400円、高校生300円、小、中学生が200円です。

営業時間は春から秋にかけては朝8時から17時、冬は9時から16時となっています。

白虎隊の墓

最奥には白虎隊の十九隊士の墓があります。

カメラのズームを最大にしてみたところ、かすかに会津若松城をとらえることができました。

飯盛山から見る会津若松城

さざえ堂

さざえ堂は飯森山の中腹にあるお堂です。重厚感のあるつくりと、特徴的なビジュアルです。

さざえ堂

さざえ堂の正式名称は円通三匝堂です。見た目がサザエ貝に似ていることから、そう呼ばれるようになりした。

この建築の様式は世界的にも珍しく、じっくり眺められます。なお、国の重要文化財にも指定されています。

 

内部はすべてらせん状のスロープで出来ていて、一方通行になっています。行きの通路と帰りの通路が別になっていて、戻ることなく上って降りることができるのです。

さざえ堂の入場料は大人400円で大学生、高校生が300円、小、中学生が200円です。営業時間は朝から日没までとなっています。

 

いかがでしたか?

歴史の街会津。この他にも、会津が誇る偉人・野口英世記念館や、七日町通りなどおしゃれなスポットもありますので、ぜひ一度訪ねてみてください。

会津若松城

茶室・麟閣

御薬園

飯盛山

さざえ堂