会津若松城に行こう!会津若松城の魅力と見どころ。
こんにちは、ゆうです。今回は福島県会津若松市にある会津若松城、通称「鶴ヶ城」について紹介します。
Contents
会津若松城とは
会津若松城は通称鶴ヶ城と呼ばれる城郭で、難攻不落の名城とうたわれていました。戊辰の戦役で新政府軍の猛攻の前に籠城一ヵ月、城は落ませんでした。敗戦後に取り壊されてしまいましたが、石垣は今でも健在です。現在は赤瓦を使った唯一の城郭として有名になっています。
アクセス
鶴ヶ城の最寄り駅はJR磐越西線、会津鉄道の会津若松駅です。会津若松駅からはバスで10分です。
会津若松市街は周遊バスが走っていますので、御薬園や飯盛山などの周辺スポットにも回る場合はそちらもおすすめです。1日フリー乗車券で600円です。
車で行く場合は東北自動車道の郡山JCから磐越道に入り、会津若松ICから一般道で15分くらい走った場所にあります。駐車場も有料ですが、収容台数が多く、駐車場が整備されていることに加え、お土産ショップ「鶴ヶ城会館」でも利用すれば割引が適用されますので、車でも問題なく楽しむことができます。
料金
鶴ヶ城の入城料金は大人410円、子ども150円、未就学児は無料です。南走長屋と干飯櫓は別料金で、共通券の場合大人だけ510円となります。
近くにある御薬園と茶室麟閣との共通券は720円となっていますので、全部回る方にはお勧めです。
入城券販売場は天守閣の目の前にあります。
営業時間
鶴ヶ城の営業時間は8時30分から17時です。
休業日は基本的にはありません。
会津若松城の歴史
会津若松城の始まりは南北朝時代までさかのぼります。葦名直盛がはじめて館を築きました。その後、葦名氏により治められていて、当時は黒川城と呼ばれていました。安土桃山時代には伊達政宗に攻められ、葦名氏が滅びると、その後の奥州仕置により、信長の娘婿である蒲生氏郷が入ります。
蒲生氏郷は黒川という地名を若松に改名し、現在の会津若松の基礎を作りました。また、彼の幼名である鶴千代と蒲生家の家紋から、会津若松城を鶴ヶ城と命名しました。
その後、上杉氏が入り、加藤喜明の時代に改修が行われ、現在の城郭の形になりました。
最終的には松平家が明治時代まで治めていました。
会津若松城主の家紋を書いた看板がありました。
見どころ紹介
会津若松城の見どころを紹介します。
石垣
会津若松城には堅固な石垣が残されています。
時代によって石垣のつくり方が違うため、石垣を見ただけでいつ作られたものかが想像できるのが面白いところです。
こちらは蒲生時代の石垣です。当時はこちらに表門がありました。
赤瓦の天守閣
蒲生氏郷の時代には7層だった天守閣ですが、加藤氏の時代に地震の被害により再建されました。その時に5層にしたといわれています。
現在は5層の天守閣となっており、古写真を基に復元されたものです。
赤瓦の天守閣を持つ城郭は日本で会津若松城だけです。
残念ながら、天守はコンクリート造りですが、内部は博物館になっています。戦国時代からの会津の歴史を学ぶことができます。
天守閣だけは入城料がかかります。
天守からの眺め
コンクリート造りになっていますので、天守から欄干に出て、外を楽しむことが可能となっています。
北側には北の丸や鶴ヶ城会館を見ることができます。
東側には飯森山を見ることができます。
南側には「走長屋」「鉄門」「南走長屋」「干飯櫓」が見下ろせます。天気がいいと南会津の山なみも見ることができます。
西側にはお土産ショップや西の丸の石垣を眺めることができます。
鉄門
本丸へ通じる表門「鉄門」も大迫力です。
会津若松城の鉄門は、柱や扉はすべて鉄で覆われ、堅固なつくりとなっています。加藤氏の時代に作られたものです。
鉄門から見る天守もなかなか見ものです。
南走長屋
南走長屋は天守と干飯櫓を結ぶ長屋です。
表門の上にあります。南走り長屋から干飯櫓にかけては別料金で、共通券の場合は内部も見ることができます。内部ではVRを使った映像コンテンツや、狭間から鉄砲を構えた人の模型などが展示されています。
干飯櫓
若松城内で一番大きかった櫓、「干飯櫓」です。
走長屋から内部で移動する場合、こちらが出口になります。
この櫓は、干飯などの食糧の貯蔵庫として使われていました。
干飯櫓を出たところからは表門と天守閣が重なって見えます。
荒城の月碑
会津若松城の南側には荒城の月の碑があります。
作曲を行った土井晩翠が、会津若松城と仙台の青葉城をイメージしながら考案したといわれています。
月見櫓跡
そのほかにも櫓の跡がいくつかあります。一番南に位置するのが月見櫓跡です。
月見の名の通り、素晴らしい景色を見ることができますが、すぐそばが崖になっていますので、小さいお子さんがいる場合には注意が必要です。
茶室・麟閣
鶴ヶ城公園内には千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室、「麟閣」があります。
この茶室は一時、城下に移築されていましたが、後に鶴ヶ城内へ移築復元されました。現在ではお茶を楽しむことができたり、定期的にお茶会が開かれたりしており、地域に親しまれている場所です。
廊下橋
廊下橋は本丸と二の丸をつなぐ橋です。
朱色に彩られた美しい作りになっていて、壮大な堀と石垣を眺めることができます。
いかがでしたか?
日本の城の中でもかなり有名になっている会津若松城。会津若松一の観光スポットでもある会津若松城は、赤瓦の天守は日本でもここでしか見ることができません。
ぜひ皆さんも訪ねてみてください!