碓氷峠鉄道文化むらでトロッコ列車に乗ろう!

特急時代のあさまの実物展示

今回は群馬県にある碓氷峠鉄道文化むらについて紹介します。

碓氷峠鉄道文化むらとは

碓氷峠を走っていた旧碓氷線、横川-軽井沢間の歴史は、日本初のアプト式鉄道の導入、日本初の幹線電化など、日本の鉄道史にとっても、重要な意味を持っています。信越線の終着駅である、横川駅のすぐそばに建てられた碓氷峠鉄道文化村では、当時の様子を知ることができる、貴重な資料が展示されていたり、トロッコに乗りながら廃線後を散策できるのが魅力です。

鉄道文化むら

アクセス

電車でのアクセスは、上越・北陸新幹線の通る高崎駅でJR信越線に乗り換え、終点の横川駅です。駅の目の前で徒歩3分の好立地。

車でのアクセスは、上信越自動車道の松井田妙義インターから一般道を10分くらいは知ります。駐車場は入り口の目の前にあり、200台以上収容ができますので、車でのアクセスも便利です。駐車料金も無料です。

営業時間

鉄道文化むらの営業時間は3月から10月が9時から17時。11月から2月は9時から16時30分です。定休日は火曜日で、年末年始も休業となります。

入館料

鉄道文化むらの入園料は大人(中学生以上)500円、小学生が300円です。小学生未満は無料になります。ただし、ミニSLやアプト君、トロッコ列車は別途料金がかかります。

アプト君は大人400円、トロッコは往復900円、ミニSLは大人200円です。

鉄道文化むらの見どころ

ここからは鉄道文化むらの見どころを紹介します。

国内最大規模の実物展示

鉄道文化むらは国内有数の実物展示となっています。特に40代以上の方には「懐かしい!」と思えるような車両が展示されています。

特急時代のあさまの実物展示

入り口を入ってすぐの場所にあるのは新幹線ができるまで、特急電車として活躍していた「あさま」です。当時の特急は同じ車両にヘッドマークだけ違う車両を使っていました。

 

奥にある屋外展示場では、旧国鉄時代に使われていた車両が展示されています。

車両によっては塗装が劣化しているものもありますが、とにかくたくさんの車両が展示されていますので、飽きることなく見て回ることができます。

博物館の館内展示とちがい、開放感にあふれ、周辺の山々がまるで当時の風景のように感じることができます。

中には車内に入ることができる車両もありますので、一見の価値ありです!

周辺は広場になっていますので、お弁当を食べている家族や、走り回っている子どもの姿も見ることができます。

資料館

入って左側にある建物には、資料館やジオラマ、ミュージアムショップなどが入っている建物があります。

鉄道資料館

1階にジオラマとミュージアムショップ、2階が資料室になっています。おむつ替えスペースも資料館の中にあります。

平成初期を偲ばせるジオラマ

資料館の1階奥には、ジオラマが展示してあります。

 

鉄道文化むらの開業当時の車両が使われているため、小さいお子さんにはなじみのない車両かもしれません。

私の子供時代の新幹線といえば、「0系こだま」「100系ひかり」「300系のぞみ」ですので、20代後半以上の方は、懐かしさを感じることができるジオラマになっています。

ジオラマの車両

千葉県民としては、初代成田エクスプレスも印象に残っています。

ミュージアムショップ

資料館の入り口を入ってすぐのところにあるミュージアムショップでは、オリジナル商品を含む、様々な鉄道グッズを買うことができます。

プラレールなどの電車のおもちゃも置いてありますので注意しましょう。

スタンプラリー

峠の湯を含む、鉄道文化むらに設置してあるスタンプを押して、コンプリートすると記念品をもらうことができます。

スタンプラリーのスタンプ帳

わが子はスタンプラリーが大好きなので、とても喜んでいました。ぐるっと一周見て回ることができるので、お子さまにおすすめです。

トロッコに乗って峠の湯のスタンプを押すと記念品がもらえます。そしてスタンプをすべて集めると、ミュージアムショップでも記念品がもらえます!

資料室

アプト式が使われた蒸気機関車の時代から、電化への変遷、そして新幹線の開業と廃止までの歴史を、古写真や当時の新聞、模型などから読み取ることができます。

うちの場合は、子どもがすぐに飽きてしまい、あまりゆっくりとみることができなかったです。

鉄道模型館

鉄道模型館では、鉄道模型のレイアウトが作られており、そこで車両を走らせることができます。

HOゲージ、Nゲージの2種類が用意されており、入場料とは別に、10分で500円、30分で1000円、1時間で2000円のレンタル料がかかります。持参した車両の走行も可能で、車両をレンタルする場合、別途500円かかります。

ちょっと高いですよね…。

トロッコに乗りながら廃線跡を散策

鉄道文化村の目玉の一つでもあるのが廃線跡を走るトロッコ列車です。旧碓氷線の下り線を使って「鉄道文化むら」と碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」を結んでいます。窓のない開放感ある車両で、山中を登っていきます。意外とスピードがはやくてびっくりしました。

3月~11月まで運行しますが、12月~2月は雪などもあるため、運行しておりません。

 

途中に「まるやま駅」もありますが、行きはここで一時停車してくれます。

まるやま駅の変電所跡

まるやま駅には旧丸山変電所があり、写真を撮ったりすることができますが、この駅で下車することはできません。

隣には遊歩道もあり、お時間がある方は散策することができます。

園内を周遊する「アプト君」

鉄道文化むらの園内を周遊するアプト君も人気のアトラクションです。

アプト君

アプト君も別途で大人400円、子ども200円かかりますがおすすめです。アプト君はゆっくりと園内を周遊します。

奥の広場にある駅から、鉄道模型館、資料館の裏側を通り、入り口の眼鏡橋を渡りぐるっと外周を1周します。少し車両は狭いですが、重厚感ある音とゆったりとした乗り心地です。

アプト君からの眺め

ミニSL

こちらは子どもが大好きなミニSLです。

ミニSLは大人200円、子ども100円の料金がかかります。

峠の釜めしで舌鼓

横川駅といって真っ先に思い浮かぶのは、おぎのやの「峠の釜めし」だと思います。横川駅から軽井沢の間は急こう配であり、通常の超えるのが困難でした。連結に時間を要したことや、当時冷たいお弁当が主流の中、保温性に優れた益子焼の釜を使うことで温かいままお弁当を食べられたことにより、峠の釜めしは大人気の駅弁となりました。

峠の釜めし

鉄道ぶんか村では、「峠の釜めし」をいただくことができます。

定期的に仕入れが入るため、あたたかい状態でいただくことができます。

 

いかがでしたか?

今回は群馬県と長野県の境、碓氷峠にある鉄道文化むらについて紹介しました。鉄道好きのお子様や、国鉄時代を知っている方にはとてもおすすめなスポットになっています。

ぜひ行ってみてください。