子連れにオススメ!無料で楽しめる消防博物館に行こう。
こんにちは、ゆうです。今回は東京都新宿区四谷にある消防博物館について紹介します。
消防博物館は消防庁の管轄する博物館ですので、どなたでも無料で楽しむことができます。
Contents
消防博物館とは
消防博物館は消防署や消防車、救急車といった消防の設備や技術の進化に関する展示であふれている博物館です。ビルの8フロアを使っていて、とても充実した展示内容となっています。また、図書資料室なども完備されていて、大人も楽しめるスポットです。
客層はファミリーがほとんどですが、一般の方や外国人の方なども訪れていて、想像していたよりもにぎわっていました。
アクセス
東京メトロ丸の内線の「四谷三丁目」が最寄り駅です。四谷三丁目の駅は構造上
池袋行きのホームへは直結です。
車で行くのはオススメしません。というのも、消防博物館には専用駐車場がなく、駐車場は近隣のコインパーキングに頼る形ですので、駐車場代がかかってしまいます。
また、駅と直結なので電車でのアクセスは抜群ですので、電車で行くことをおすすめします。
料金
消防博物館は都の施設ですので、大人、子供ともに入場は無料です。受付で入場カードをいただいて、そのまま中へと入ることができます。
営業時間
消防博物館の営業時間は9時30分から17時です。定休日については、公営の施設ですので、月曜日が定休日です。ただし、祝日の場合は開館し、次の火曜日が定休日となります。
なお、図書資料室は水、金、日曜日の13時から16時30分となっています。
フロア紹介
各フロアの特徴や見どころを紹介します。
「エントランスと消防ヘリ」
エントランスを入ってまず目につくのがこちらの消防のヘリです。昭和57年まで実際に活躍していたヘリの実物展示です。
1階の受付でパンフレットと入館証をもらって中に入ります。
「消防自動車の展示」
消防博物館の地下1階には歴代の消防車が展示されています。東京では大正6年に初めてポンプ自動車が導入されたそうです。
8台展示してある中で一番衝撃的だったのはベンツの自動車に梯子を載せた車があったことです。
他にも今のごつい消防車と比べると、どれもレトロ感が溢れ、おしゃれな消防車がたくさん展示してありました。
救急車も一台だけ展示してありました。
「図書室・資料室」
7階には消防に関する資料がたくさんある資料室です。水、金、日曜日の午後のみ解放されます。今回は日程が合わずに立ち寄ることができませんでした。
「企画展示とキッズスペース」
6階には企画展示と子供用のキッズスペースがあります。今回は企画展示が開催されていなかったので、こちらもさらっと見ただけです。
キッズスペースには消防車や消防に関する絵本や、ちびまる子ちゃんの防災のお話の映像コンテンツ、消防車や救急車のおもちゃがおいてありました。
「消防の夜明け」
消防博物館の5階の舞台は江戸時代です。
江戸時代に火消しと呼ばれた現在で言う消防団についての資料が展示してあります。
江戸時代の火事が起きた時の取り組みについてはジオラマを使って解説しています。
一番興味を持ったのは纏(まとい)の展示です。纏は火消しの組の印で、「め組」が一番有名ですが、本来は「いろは組」と呼ばれ、い、ろ、は、に…と組織がありました。
歌舞伎や落語の「め組の喧嘩」やマンガの「め組の大吾」、さらには音楽の「め組のひと」で言葉だけが先行していますが、元ネタはいろは組です。
江戸時代の消火の様子です。当時の消火は火が燃え移る建物を壊して火事の被害を食い止めることだったそうです。
屋外展示
5階には屋上があり、消防ヘリに乗ることができます。
本物のヘリに乗れるのは貴重な経験ですのでオススメです。
こちらの消防ヘリ、夏の時期だと中が暑くて死にそうになりますのでご注意ください。
「消防の変遷」
4階では明治から昭和にかけての消防の変化を学ぶことができます。
まず目に入ってくるのは馬引きの蒸気ポンプです。
そのほかにもジブリに出てきそうな消防バイクなどがあります。
比較的大きな展示はもちろん、時代ごとの消防風景の模型などもしっかりと展示してあります。
「現代の消防」
3階は現代の消防に関する展示です。
消防服を着て写真を撮ったり、模型を使って消防活動の流れを紹介していたり、お子様は一番喜ぶエリアかもしれません。
火事が起きた時の対応を模型で再現しています。アニメーションと目の前の模型で、通報から火が消されるまでの過程を学ぶことができます。
こちらではヘリの運転席に入ることができ、前のディスプレイに航空映像が流れます。
こちらでは消防車の運転席に乗ることができます。
実物展示や模型が多いので、子どもでも親しみやすく作られています。
ラウンジ
10階は防災ラウンジとなっており、新宿の副都心などを遠目に休むことができます。また、持ち込みによる飲食が可能となっているため、お子様のお菓子を持ってくればこちらで食べることができます。
自動販売機も設置してありますので疲れた時の休憩所としてオススメです。館内唯一の授乳室も防災ラウンジにあります。
イベント
消防博物館ではイベントも豊富に開催されています。
写真撮影会では、救急自動車とともに写真撮影を行い、ポストカードにしてもらえたり、消防士体験を通じて消防のことを体で体験し、記念品をもらえたりします。
いかがでしたか?
消防に関する歴史から現代の技術の進化、取り組みなど様々なことを学べる博物館です。また、四谷三丁目には徒歩5分以内でおもちゃ美術館やアンパンマンショップなど、子供が楽しめる施設も充実しています。
ぜひ皆さんも訪ねてみてください!