2018年にオープンした鉄道博物館の新館へ行こう!

エントランスの400系とE5系

今回は埼玉県の大宮にある鉄道博物館について紹介します。鉄道博物館については、以前の記事で紹介しましたが、今回は2018年の6月に新規オープンした新館について見どころを紹介します。

鉄道博物館の新館とは

鉄道博物館の新館は、2018年の6月にオープンしました。オープンに伴い、今まで本館にあったシュミレーターなどの一部の展示が、新館へと移動しています。

本館と比べると、実物車両の展示は少ないですが、電車に関する仕事を体験したり、学んだりすることに特化しています。

2階からも通路で本館とつながっています。

アクセス

アクセスは東北・上越・北陸新幹線、JR線、東武アーバンパークラインの乗り入れる、埼玉県の玄関口大宮駅から15分歩くか、ニューシャトルに乗り換え、鉄道博物館前駅です。

車でのアクセスは平日には駐車場があいていますが、土日は混雑します。土日に行く場合は電車で行くことをおすすめします。

入館料

新館の開業に合わせて入館料が変更されています。

以前は大人1000円、小中高生500円、幼児200円だったところ、大人1300円、小中高生600円、幼児300円に改訂されました。

てっぱく新館の特徴と見どころ

ここからはてっぱく新館の特徴と見どころを紹介していきます。

エントランス

入り口を入ってまず目に入るのは、400系の山形新幹線とE5系の展示です。

400系は初代山形新幹線として、実際に走っていた車両が展示されている実物展示です。私が小さいころにデビューした新幹線です。

エントランスの400系とE5系

E5系は走行装置や保安装置は入っていないため、実物ではないそうです。

1階・2階 仕事ステーション

1階と2階の仕事ステーションでは体験型コンテンツが充実しています。

仕事ステーション

シュミレーター

以前は本館にあったシュミレーターですが、今はほとんどが新館へと移されています。

シュミレーター

人気があるのはE6系はやぶさの運転シュミレーターで、最初に整理券がなくなっていました。

そのほかのシュミレーター

そのほかにも山手線をはじめとする様々なシュミレーターがあります。

未来ステーション

未来ステーションは未来の鉄道をテーマにしたエリアになっています。アバターを作成し未来の鉄道を体験することができます。

未来ステーション

3階・歴史ステーション

3階は大人のほうが楽しめる、歴史に関する資料が展示してあります。

歴史ステーション

日本の鉄道が明治時代に開業して以降、140 余年にわたる日本の鉄道の歴史を大きく6つの時代に区分して展示してあります。

映像や古写真を駆使した展示によって、まるでタイムスリップしたかのように、当時の社会や生活の様子を感じることができます。

歴史ステーションの中心

中心には時計があり、好きな順番で見ることができます。私的には中心に時計があるのもいい演出だと思いました。時間軸に添って見ていきましょう。

新橋駅の映像とともに始まるのは明治時代の展示です。

鐘のレプリカ

こちらの鐘は、当時時計を持っていなかった人のために、増上寺の鐘を愛宕山に移設し、発車の合図に使用する計画があったそうです。

開業当時の新橋駅も再現されています。当時は改札機などなく、窓口だけだったようです。

鉄道開業の時期

現在汐留に再現されている、旧新橋停車場の模型も展示されています。

 

新橋停車場の模型

東京駅から始まるのは、日本全国へと鉄道網が広がっていった大正時代です。東京駅も大正時代に作られました。

東京駅からはじまるエリア

上野駅から始まるのは東京オリンピックのあった1964年あたりの展示です。

あらゆる自動化が進められていた時代です。

初期の頃の自動券売機

こちらはマルス1です。日本で初めてのコンピューターといわれています。鉄道の指定席の予約に使われました。

マルス1の展示

このころ、新幹線が開通し、日本の鉄道技術は世界一になりました。

東京オリンピック関連の資料や、新幹線に関する資料が多く展示されています。

仙台駅から始まるのは、東北新幹線の開業した1970~1990年ごろの展示です。

だいぶ今の形に近づいてきました。

現在まで使われている自動改札機

最後は1987年の日本国有鉄道からJRへと移る…

という流れで展示してあります。本気で見ていたら半日以上かかってしまうかもしれないくらいの充実ぶりです。

MADE IN DREAMの広告

JRの広告は常に私の中でミリオンヒットなんですが、こちらの広告もいい感じです。MADE IN DREAMの言葉とともに、時代を駆け抜けてきた車両たちが役割を引き継いでいます。

ビューレストラン

新館の最上階にはレストランが作られています。窓際の席からはJR東日本の新幹線を見ながら食事をすることができます。

ビューレストランの様子

窓際の席からはこんな近くで新幹線を見ることができます。

メニューもカレーやパスタといった通常のものから、大宮ナポリタンのような埼玉名物までそろっています。

ランチタイムは窓際の席が込み合いますので、窓際に座りたい場合は時間をずらして入ることをおすすめします。

窓際の席からの眺め

窓際の席からはこの距離で新幹線を見ることができます。

てっぱくひろば

新館の奥にはてっぱく広場が作られました。

てっぱく広場の遊具

子ども用のちょっとした広場になっています。

E7系の滑り台

北陸新幹線E7系の形をしたすべりだいや、そのほかの遊具で遊べます。これらの遊具は特別料金なしで遊ぶことができます。

ミニ列車

てっぱく広場ではミニ電車も運行しています。はやぶさのミニ電車で、こちらのミニ電車は入城料とは別途で200円の料金がかかります。それでも子どもたちがたくさんの列を作っています。

 

いかがでしたか?

新館がオープンして、展示が整理された印象です。鉄道博物館本館でも、ジオラマがリニューアルしたり、面白い企画展などを定期的に開催していますので、何度足を運んでも飽きないで過ごすことができると思います。

子供から大人まで楽しめる博物館ですので、ぜひ足を運んでみてください!

鉄道博物館