餃子だけじゃない!北関東最大の都市、宇都宮を散策しよう。
今回は栃木県の宇都宮市を散策するルートについて紹介します。
宇都宮とは
宇都宮は栃木県の県庁所在地で、中央部に位置する街で、北関東最大の人口をほこります。
今回紹介する宇都宮のエリアは、東武宇都宮駅とJR宇都宮駅の間にある中心街です。二荒山神社を中心としたこのエリアには、パルコなどのショッピングエリアに加え、宇都宮二荒山神社や宇都宮城址といった史跡も充実していて、一日中楽しめるスポットとなっています。
アクセス
宇都宮は東北本線・東北新幹線の宇都宮駅か東武宇都宮駅が最寄となります。中心街はどちらかというと東武宇都宮の方が近くなりますので、歩きでしたら東武宇都宮を使うことをおすすめします。
車で行く場合は東北道の宇都宮ICから一般道を20分くらいです。駐車場について専用駐車場はほとんどないですが、周辺に時間貸しのパーキングが充実しています。
私は車で行き、時間貸しパーキングに停めて周辺を3~4時間散策しました。駐車料金も東京よりは安いので、それぞれの場所で駐車場を待つよりはいいかもしれません。
宇都宮の見どころ
宇都宮の見どころを紹介します。
宇都宮二荒山神社
二荒山神社は下野国の一宮で、日光のものが有名ですが、宇都宮にも立派な神社があります。日光と同様、こちらも一宮です。
日光二荒山神社は「ふたらさんじんじゃ」と読むのに対し、宇都宮二荒山神社は「ふたあらやまじんじゃ」と読みます。
正面には大きな鳥居があります。
鳥居を抜けると見事な石段が続いています。
境内は高いところにあるため、ベビーカーでは大変かもしれません。
宇都宮二荒山神社の歴史は古く、御祭神である豊城入彦命は武徳にも優れたとされ各時代を象徴するような武将が戦勝祈願しているそうです。
平安時代では、平将門を滅ぼした藤原秀郷や、源義家、鎌倉時代では源頼朝、安土桃山時代では徳川家康といった武将も寄進や社殿の改築をしたと伝えられています。
階段を上りきると、雰囲気のある門が迎えてくれます。
後ろを振り返ると、境内の高さを実感することができます。
現在の社殿は明治時代に建てられたものだそうです。
社殿に向かって左側にある社務所で御朱印をいただくことができます。御朱印は500円です。一宮御朱印帳がまた一つ集まりました。
神楽殿もあり、奉納神楽が行われるそうです。
宇都宮城址公園
二荒山神社から5分くらい南に歩いていくと、宇都宮城址公園にたどり着きます。
宇都宮城址公園は、江戸時代に建てられた城郭で、天守などは残っていませんが、城郭の一部と櫓などが再建されています。
公園自体は営業時間がありませんが、櫓などの内部は9時から15時までとなっています。入場は無料です。
駐車場もありますので、車でのアクセスも便利になっています。
宇都宮城の歴史
宇都宮城は平安時代の後期に築かれたといわれています。藤原秀郷が関係しているといわれていますが、定かではありません。
鎌倉時代から戦国時代までの500年間は宇都宮氏が支配をしていました。もっとも有名なのは5代の宇都宮頼綱で、彼は百人一首の成立に深くかかわっているといわれています。百人一首は彼の居館の障子に有名な歌人百人の歌をそれぞれ一首ずつ書かせたのが始まりとされています。
豊臣秀吉に宇都宮氏が滅ぼされてからは、徳川家の家臣、本多正純の支配となります。
江戸時代には、日光街道の宿場町として栄えていたそうです。
宇都宮城址は市民の憩いの場になっているようで、赤ちゃんや小さい子供を連れたママさんや、お散歩をするお年寄りの姿など、和やかな雰囲気です。
再建された櫓は土塁の上にありますが、エレベーターもありますので、高齢者やお子様連れのママさんでも気兼ねなく上ることができます。
土塁の内部はちょっとした資料館になっていて、当時の様子を知ることができる模型や、出土品などが展示してあります。
来らっせ
来らっせは、宇都宮二荒山神社の目の前にある、メガドンキの地下に入っている餃子専門のフードコートです。
常設展では5店舗の餃子を食べ比べることができます。
宇都宮を代表する「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「さつき」「龍門」の5店舗です。両方とも、休日には列ができるくらい人気です。私は常設展に昼時をずらして、14時くらいに行ったにもかかわらず、30分くらい待ちました。
常設展とは別に日替わりで店舗が変わる日替わり展もあります。
全部いただいてみた感想は、個人的にはやはりみんみんがおいしかったです。皮はカリカリが好きな私は、香蘭もなかなか良かった。皮がパリパリで、中はジューシー。ごま油の風味が心地よかったです。
変わり種では、さつきのしそ餃子がおすすめです。しその香りが鼻孔をくすぐり、とてもさっぱりといただくことができます。
いかがでしたか?
宇都宮は餃子の街ということに目が行きがちですが、史跡が数多く残っていますので、昼の散策はもちろん、バーも有名で、おしゃれなバーでおいしいカクテルをいただくことができます。今回は車を使って日帰りで行ったため、バーに立ち寄ることはなかったのですが、次回はバーもあわせて楽しみたいと考えています。
興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。