コスパ抜群!嵐電パスで嵐電を乗りつぶそう【嵐電本線編】

しまじろう電車

今回は京都の洛西部を走る京福電気鉄道、通称「嵐電」の一日乗車券を使い、観光してみました。私は宿泊が京都駅でしたので、京都市営地下鉄と嵐電が1日乗り放題になる「地下鉄+嵐電パス」(1200円)を使用しました。

嵐電パス

嵐電の1回運賃は一律220円なので、嵐電だけで6回乗り降りすれば元が取れるという格安設定になっています!

嵐電とは

嵐電とは京福電気鉄道が運営する鉄道で、京都の西側、四条大宮駅から嵐山までを結んでいます。嵐山本線に加え、帷子ノ辻駅で乗り換えると北野地区の北野白梅町までを結ぶ嵐電北野線の2つの路線があります。

嵐電

四条大宮では阪急線、太秦天神川では京都市営地下鉄東西線、嵐電嵯峨駅では少し歩きますが嵯峨野線(山陰本線)に乗り換えることができます。

嵐電は1~2両の短い編成になっていますが、本数が多いため不便がなく、近隣の方の足としても活躍しています。

嵐電では進研ゼミのキャラクターしまじろうのラッピングがされた、しまじろう電車が走っていますので、お子様にも人気があります!

しまじろう電車

沿線の見どころ

ここからは嵐山本線沿線の見どころをピックアップして紹介します。

嵐山駅

嵐電嵐山駅

嵐山駅は言わずと知れた観光スポットである嵐山の中心地、渡月橋に最も近い駅が嵐電嵐山駅になります。

もはや駅も観光地化しており、ホームには足湯があります。

嵐山駅の足湯

駅の脇には西陣のキモノフォレスト。また、駅前には商店が並んでおり、とても賑わっています。

渡月橋

嵐電嵐山駅から左側に進んでいくと、嵐山が見渡せる渡月橋が見えてきます。

渡月橋

桂川にかかる渡月橋は京都を代表する景色です。

よしむら嵐山本店

よしむらは私が大好きなお蕎麦屋さんです。

よしむら嵐山本店

普段はアクセスの関係上、五条にある「そばの実よしむら」に行くことが多いのですが、嵐山に来た際にはぜひ寄ってみたいと思っていた場所です。建物も文化財になっており雰囲気が素敵です。
嵐山本店は桂川の目の前に建っているため最高のロケーションで、運が良ければ渡月橋と嵐山が見渡せる席に座れるかもしれません。

京野菜そば

今回私がいただいたのは新鮮な京野菜がたっぷり使われた「京野菜そば」。シャキシャキした野菜の食感とそばの香りが絶妙でした!

みっふぃーきっちん

ミッフィー桜キッチン

みっふぃーきっちんは全国で7店舗ほど展開されているミッフィーのグッズやパンが売っているショップです。女の子にオススメのスポットになります。

桜キッチンパン屋

ここでしか売っていない商品などもあり、うちの妻と娘は大興奮でした。ご飯を食べてすぐだったため、パンは食べられませんでした…。次回は食べたいと思ってます

天龍寺

嵐電嵐山駅を出て右側に進むと見えてくるのが世界遺産に登録されている天龍寺です。
嵐山を借景(庭に見える景色の一部に取り入れること)庭園が美しい寺院ですが、今回は時間の関係で行けなかったので、以前行った時の写真で紹介させていただきます…。

嵐電嵯峨駅

嵐電嵯峨は駅の規模は大きくないですが、嵯峨野線(山陰本線)へ最も近い駅となっています。

嵐電嵯峨駅

保津峡トロッコ

JR嵯峨駅は保津峡トロッコの出発駅であるトロッコ嵯峨駅に隣接しています。

トロッコ嵯峨駅

トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀山駅までの保津峡トロッコは旧山陰本線の線路を活用した観光列車で、桂川沿いを走っています。

嵯峨野トロッコ

というのも山陰本線の保津峡付近は鉄道を通すのに厳しい地形で、狭いうえにカーブが多く、スピードが出せない状況でした。そのため、トンネルなどの技術が進歩した後に高速化を実現するため、新たに線路を敷設されているのです。

トロッコから見る保津峡

旧線では川沿いの線路を走るため、とてもきれいな景色で、技術的な面で見ると、トンネルも狭く短い作りになっているため、技術の乏しい時代の雰囲気を楽しむことができます。

往復で乗車するのもいいですが、片道のみトロッコで、JRを使って帰るのもおすすめです。旧線と新線で景色や技術の違いを楽しめますし、トロッコは運賃が高めなのでお財布にも優しいです!

トロッコ亀岡駅

保津峡トロッコの終点はトロッコ亀岡駅で、現在の亀岡駅とはかなり離れており、一番近い山陰本線の駅は徒歩10分くらいの場所にある馬堀駅です。

馬堀駅

駅までの道のりは田園風景が広がっており、のどかな景色を楽しむことができます。

ジオラマジャパン

ジオラマジャパンはトロッコ嵯峨駅に併設されている施設で、京都をイメージさせるジオラマが展示してあります。

入館料は500円かかりますが、精巧に作られたジオラマは圧巻です。

車両も関西地区を走っている鉄道で作られており、子どもだけでなく大人も楽しめる施設となっています。

ジオラマジャパンの清水寺息子はこちらに大興奮でした。

車折神社駅(くるまざきじんじゃ)

車折神社駅を降りると目の前に車折神社があります。

車折神社

車折神社

車折神社のご祭神は、平安時代後期の儒学者・清原頼業(きよはらよりなり)。

清原といえば平安時代の学問の家柄であり、頼業は「その才、神というべく尊ぶべし」と讃えられた人物だとのこと。そのため、学業成就、試験合格など全国的に強い信仰があるようです。

現在でも人気がある神社で参拝客は意外と多かった印象です。

芸能神社

芸能神社は車折神社の境内にある芸能に関する神社です。

芸能神社

天岩戸伝説から芸能・芸術の祖神といわれている天宇受売命(あめのうずめのみこと)がご祭神。奉納の玉垣には芸人や俳優などの名前がずらりと並んでいます。
参拝客の多くはこちらの芸能神社目当てなのかもしれません…。

帷子ノ辻駅

帷子ノ辻は北野線との乗換駅になっています。

帷子の辻駅

映菓座

帷子ノ辻の駅ビルには駄菓子とおもちゃの遊園地「映菓座」があります。

映菓座
昭和の雰囲気を再現した店内では、昔懐かしのお菓子から、レトロなゲーム、子どものころ遊んだようなおもちゃなどが売られています。

お菓子が壁一面に並んでいる様子など、子どものころに行った、今はなくなってしまった地元の駄菓子屋さんの雰囲気を思い出します。

 

いかがでしたか?
今回は嵐電の嵐山本線(帷子ノ辻~嵐山)の見どころを紹介しました。本当は1本の記事で紹介したかったのですが、あまりに長くなってしまったため、急遽本線と北野線に分けて記事にしてみました。
ということで次回は北野線沿線の見どころを紹介します。