日帰りデートもOK!日光の世界遺産をめぐろう!

東照宮拝殿

こんにちは。今回紹介するのはいわずと知れた観光名所「日光」です。

日光は東武日光線かJR日光線を使って行くことができます。所要時間は都心から約2時間です。車で行くなら東北道から有料道路経由になります。

日光の世界遺産エリアはバスも頻繁に出ていますので利用すると体力的に楽かもしれません。

東武日光駅・JR日光駅

日光の玄関口となっている駅は東武線・JR線共に「関東の駅100選」に選ばれています。

JR日光駅は大正時代を思わせる建築様式です。ルネサンス期を思わせる重厚な造りの駅舎は観光地日光の入口としてふさわしいほどの歴史を感じます。

JR日光駅

東武日光駅は三角屋根のかわいらしい駅舎です。JR日光駅と比べると現代的な建築でロッジ風の建物です。

東武日光駅

栃木県日光市の中心部、東武日光駅と日光駅から15分程度北へと歩いていくと天海僧正の像があり、その先には日光の入り口神橋がかかっています。

 

日光名物「湯波そば」

日光名物といえば甚五郎せんべいとゆばですよね!

私はゆばが大好きなので、日光に来ると必ず食べます。今回は湯葉そばです。

ぶっちゃけ探すのが面倒だったので、神橋付近の重厚な建物「金谷ベーカリー」の中にある神橋庵にていただきました。

ゆばそば

冷やしゆばそばです。

ゆばそばは日光付近でよく出されています。店の雰囲気は抜群にいいのですが、個人的にはちょっとゆばが固かったです。価格も完全に観光地価格でしたので、ちょっと高めです。ただ、日光東照宮付近にはあまり食事処が多いとわ言えず、反面観光客は多いため、比較的すいている店を選びました。

日光の社寺

日光の「二荒山神社」「日光東照宮」「輪王寺」は「日光の社寺」として1999年に世界遺産に認定されています。

日本三奇矯・神橋

日光の神橋は大月の「甲斐の猿橋」岩国の「錦帯橋」と並び日本三奇橋の一つとして数えられています。三奇橋も諸説あり、日光の「神橋」、徳島の「かずら橋」、黒部の「愛本橋」がしのぎを削っているような感じです。錦帯橋と猿橋はほぼ決定という感じです。

大谷川と神橋

大谷川に架かる神橋は朱色に塗られ、美しい橋です。

ちなみに神橋は渡るのに200円かかります。人生で一度くらい渡ってみるのもいいかもしれませんが、わたって折り返して戻ってきて終わりです。これといって特別な感情を抱くことはありませんでした。

神橋

しかし、外から見る神橋は美しく、道路側の橋から神橋を見るのは見とれるほどの美しさでした。太陽の位置などによってコントラストが生まれ、川の反射などによって表情が変わるため、何度見ても飽きない橋となっています。

最も古い輪王寺

輪王寺は神橋を渡った先にある日光三社の中で一番手前に位置するお寺です。神橋から少し坂を上った場所にあります。

勝道上人像

日光をひらいた勝道上人(しょうどうしょうにん)の像が見えてきます。その先には輪王寺があります。

現在の輪王寺の本殿は大修理が行われています。何でもこの工事は基礎からの大改修らしく、かなり長期にわたるそうです。

改修中の輪王寺

ゆえに今は残念なお姿ですが…まあ諦めるしかありません。しかし、私が行く場所の修理中率が高いのはなぜでしょうか・・・。

紅葉が美しい逍遥園

現在見ることのできない輪王寺ですが、庭園には入ることができます。逍遥園は輪王寺の向かいにあり、紅葉の名所となっています。入場料は宝物殿と共通で大人300円、子ども100円とリーズナブルな設定です。

紅葉の逍遥園

逍遥園は江戸時代初期の小堀遠州の作と言われています。小堀遠州といえば、戦国末期~江戸時代初期にかけて活躍した芸術家で、茶道や庭園の建築などで知られています。

茶道では「遠州流」の開祖として有名で、庭園としては南禅寺の方丈庭園や、二条城の庭園を手掛けています。

逍遥園

紅葉の時期には美しく彩られます。広さはそれほどでもないですが、庭園の中央に池を配した池泉回遊式庭園となっており、ぐるっと一周できる構造になっています。

逍遥園の径

こちらの庭園ではすべての木が紅葉するわけではなく、緑と赤のコントラストを体感することができます。

逍遥園茶室

逍遥園には茶室があったりと和の雰囲気を満喫することができます。

彫刻の博物館・日光東照宮

日光の代名詞といえば日光東照宮ですよね。日光東照宮は全国の東照宮の総本宮です。正式名称は「東照宮」で、東照宮は徳川家康を祀っています。1617年にこの日光の地に東照大権現が鎮座されました。

 

日光東照宮は建築もさることながら、そこに存在する彫刻が素晴らしいです。

日光東照宮の一番の見所と言っても過言ではないでしょう。代表的なものをいくつか紹介していきます。

意外なストーリーが!三猿!

日光の三猿は厩(馬小屋)に施された彫刻で、三猿ばかりが際立って有名ですが、人の一生になぞらえて作ってあるそうです。

1つ目の猿は母猿と子猿がいます。母猿が子猿の将来ことを見ています。

子猿の将来を見据える母猿

2つ目が有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」です。素直に育ってほしいという願いが描かれています。

見ざる、言わざる、聞かざる

3つ目が座っている猿の姿。独り立ちしていきます。

独り立ちした猿

4つ目が上を見た猿です。大きな志を抱いており、青い雲が「青雲の志」を意味しています。

5つ目は猿の人生には迷い悩む仲間を励ます友がいる。

青年期の猿

6つ目は恋をして、思い悩んでいる猿の姿。

7つ目は無事に結婚した猿です。大きな荒波の彫刻は、荒波を二人で乗り越えることを意味しています。

8つ目はお腹の大きな猿。妊娠し母親になる猿です。

この後1の場面に戻るという人の一生を形にした彫刻になっています。三猿ばかりが強調されていますが、背景にはそんな意味も込められているのですね。

 

最も絢爛な陽明門

言わずと知れた陽明門は日光東照宮で一番有名な建築物です。豪華な装飾を施された日光東照宮の中でも特に煌びやかな建造物になります。

陽明門の名前の由来は一日中眺めていても飽きない門というところからきています。また、陽明門の柱は一本だけ逆さまに取り付けられています。これは「完成したものはいつか壊れてしまう」ということに対して、「ずっと壊れないように未完成の状態にしておく」という意味があるそうです。

この陽明門は平成25年からの大工事を行っていて、平成29年3月に竣工されました。

 

今なら改修後の美しい陽明門が見られるはずです。

本殿・拝殿

本殿はこちらになります。

東照宮拝殿

金と漆の黒を基調とした煌びやかな装飾です。

ひっそりと見守る眠り猫。

眠り猫は本殿の東側にある徳川家康公墓所への入り口にひっそりといます。

ネームバリューの割には小さな彫刻ですが、眠り猫は日本でも有名な彫刻家「左甚五郎」の作品です。甚五郎せんべいで有名な甚五郎さんですね。

面白いのは眠り猫の裏側にはスズメが施されています。これはスズメの天敵が猫であるという概念があります。眠る猫の後ろにスズメがいることができるほどの争いがない平和な世界にという願いがこの彫刻に込められていると言われています。

眠り猫

また、猫の表情も面白く、寝ているような、薄目を開けているようななんともいえない表情です。

眠り猫の裏にいる雀

また、豪華絢爛な装飾が多い日光東照宮において眠り猫は目立ちにくく、知らないで来ると気付かないような場所にあります。それはまるで家康が眠る奥宮を見守るかのようにひっそりとしています。

奥宮

眠り猫を抜けた先は今までの景色から一変し、穏やかな空気になります。

奥宮には徳川家康が眠っています。

 

縁結びスポット!日光二荒山神社!

日光二荒山神社(ふたらさん)は下野の国の一宮で、主祭神は二荒山大神です。宇都宮にも二荒山神社が存在し、区別をするためこちらは「日光二荒山神社」宇都宮を「宇都宮二荒山神社」としているようです。

背後に控える日光三山をご神体としています。日光三山は日光連山の中の「男体山」「女峯山」「太郎山」の3つの山を指します。古より修験道の霊場として栄えました。

二荒山への道

この先に二荒山の門があります。

二荒山入口

最近では縁結びの神様として注目を集めています。

二荒山神社の本殿

本殿は八棟造りで拝殿は定番の入母屋造りです。

二荒山神社に行くと結構な確率で結婚式をやっています。これも縁結びの神社としての注目からでしょうかね。また、最初に紹介した神橋も二荒山神社の一部となります。

絵馬がかわいらしい神社です。

二荒山神社の絵馬

聞いた話ですが、二荒山神社にカップルで参拝し、絵馬に縁結びを祈願したところ、半年後くらいに成就することができたそうです。

身近にそういう事例があると魅力的ですよね。

いかがでしたか?

世界遺産に登録されている日光の社寺に焦点を当てて紹介してみました。

皆さんもぜひ一度訪れてみてください。

日光東照宮

日光二荒山神社

日光山輪王寺