横須賀の無人島猿島で、廃墟と自然の混沌を満喫しよう!

猿島廃墟

こんにちは、ゆうです。今回はなっちゃんと横須賀へ行ってきました。

横須賀市は神奈川県の南東部、三浦半島にあります。三浦半島の半分位を占め、東側は東京湾、西側は相模湾に面しております。海軍の基地があったことが有名ですね。地形的にも特徴的で、海岸線のそばまで山があります。ゆえにトンネルや坂が多い街です。

東京都心から1時間程度で来ることができます。

江戸時代から軍港都市としての発展を遂げたこの街は、かつては帝国海軍横須賀鎮守府があり、現在はアメリカ軍の基地があります。また自衛隊関係の施設も置かれています。

横須賀中央駅

ポートレートの撮影練習を兼ねて、どこか特徴的な場所を探していたところ、前から行ってみたかった猿島に決まりました。横須賀といえば海軍カレー、そして三笠ですね。

今回は京急線の横須賀中央駅からスタートです。

横須賀中央駅外観

なっちゃんも撮られることに快感を覚えたそうなので、今後も使っていきたいと思います。

 

海軍カレー

横須賀の海軍カレーは誰でも一度は聞いたことあるほど有名です。しかし、なぜ横須賀でカレーのイメージがついたのでしょうか。

実はカレーは帝国海軍のメニューだったのです。当時日本では白米が中心のバランスの悪い食事でした。そこでカレーを導入したのです。カレーは白米も野菜もとれ、栄養価がかなり高いメニューであるため、当時の隊員の栄養不足を補うために出されたメニューでした。海軍カレーの特徴はサラダと牛乳がつくことです。これはカレーで補いきれない野菜や、カルシウムを補うために出されていたそうです。現在でも海軍カレーを頼むと、サラダと牛乳がついてきます。

今回は海軍カレー本舗でいただくことにしました。

海軍カレー本舗

こちらのお店は、店内もいい感じの雰囲気で、船の模型や海軍系のアニメキャラ?などの装飾や映像が流れていました。

味ですが、ちょっと甘めのカレーです。美味しいです。横須賀海軍カレー

毎度のことですが、大盛りにしてもちょっと物足りないくらいでした。なっちゃんはちょうどいい量だったようですが。

猿島

さて、お腹がいっぱいになったところで、今回のメイン猿島へ行ってみましょう。猿島とは東京湾で最大の自然島で無人島です。島内から土器が出土していることから、昔は人が住んでいたとも考えられる島で、日蓮伝説のなども伝わっている島です。東京湾の入口にあることから、旧海軍の軍事施設が作られており、砲台跡などの史跡も数多く残っています。「天空の城ラピュタ」を連想させるような自然と廃墟のコントラストが最近注目を集めており、撮影等でも度々使われているそうです。

島内へは横須賀中央駅から徒歩15分程度で到着する、三笠桟橋からフェリーで行きます。

三笠桟橋

猿島へはフェリー往復切符と入園料合わせて1500円です。3月~11月は毎日運行しています。

船の旅は10分程度で到着です。フェリーも意外と乗ることが少ないのでいい感じです。

海風を感じながら、YO!SAY!なっちゃんです。

ふぇりーにてなっちゃん

猿島が見えてきました。

猿島

猿島では海辺でBBQや海水浴もすることができます。というか、ほとんどの人の目的は生脚魅惑のマーメードと本物の恋をすることだと思います。水も綺麗ですし、人も江ノ島とかほど多くないので、ゆったりと時を過ごすことができそうです。

磯もあり、釣りも出来ます。ちなみに春と秋には大会が開かれるそうです。まさにアウトドアの島って感じですね。

 

そんな中、僕は少数派なので写真撮影と史跡探訪です。写真撮影目的の人は思っていた以上に多く、少し安心しました。女の子と廃墟というコラボは前からやってみたかったので、気合充分です。

 

海水浴のビーチを少し登っていくと、急に空気が変わります。

木漏れ日が差す廃墟です。コケが生えてく感じや草花にコンクリートが侵食されている様子が美しいですね。

猿島廃墟

こちらのレンガのトンネルはフランドル積みと言われる技法で作られたトンネルです。フランドル積みとはフランスのフランドル地方で完成した積み方で、長い面と短い面を交互に見えるように積む方法です。交互に積むことにより、表面には独特の模様が現れます。明治後半以降、だんだん減ってきてしまいましたが、猿島では見ることができます。

猿島の廃墟にて

トンネルと森を抜けると、一気に視界が広がります。砲台跡にたどり着きました。現在では見晴台となっていますが、瓦礫の跡が過去の面影を残し、生々しいです。

 

ここは日蓮伝説ゆかりの地です。この先には磯があります。

猿島日蓮伝説ゆかりの地

展望台も何箇所か有り、いろんな景色を見ることができます。こちらは横須賀の港の方角ですね。

 

三笠公園

最後は横須賀の代名詞になっている三笠に乗船です。

戦艦三笠

三笠は大日本帝国海軍の時代の戦艦で、東郷平八郎が日露戦争において、ロシアのバルチック艦隊を破った軍艦です。

現在では三笠に乗船することができます。

三笠内部

中は博物館のようになっており、資料が展示してあります。戦艦の模型なども置いてあって、本気で見だしたら止まらなそうなので、時間も押していたので、ほどほどにしました。

一人タイタニック

船首で一人タイタニックごっこをするなっちゃんです。動かないので安全ですが、撮っている僕は結構恥ずかしいです。かわいそうなのでだれか後ろから抱いてあげてください。

三笠公園の入口には東郷平八郎の銅像があります。

海軍屈指のイケメン!東郷平八郎

東郷平八郎は「東洋のネルソン」と呼ばれた旧帝国海軍大将で、日清戦争、日露戦争の勝利に大きく貢献しました。ロシア帝国のバルチック艦隊を破ったことにより、「アドミラル・トーゴー」として世界的にもかなり有名になりました。

東郷平八郎像

個人的意見ですが、東郷平八郎は端正な顔立ちで、この時代の人物の中でもかなりかっこいい顔だと思います。

まとめ

いかがでしたか?

都心から1時間で行ける、時間が止まったままのような自然島、戦争の歴史を感じられる港街、海岸近くに迫る山々、国際色豊かな混沌とした繁華街…

今回は汐の香りがまだする横須賀でした。

次回来るときは恋人と一緒に…と決めました。みなさんもこの街であなただけの「横須賀ストーリー」を描いてみてはいかがでしょうか。

海軍カレー本舗

猿島

戦艦三笠