常陸国一宮「鹿島神宮」と門前町をお散歩しよう!
こんにちは、ゆうです。
今回は、初の茨城県です!茨城県鹿嶋市に行ってきました。
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鹿嶋市とは
鹿嶋市は茨城県南東部にある市で、鹿島アントラーズの本拠地として有名です。Jリーグの「鹿島アントラーズ」が有名ですね。柴崎岳選手はかっこいいです。
実はこの鹿嶋市、佐賀県に「鹿島市」があるため、地名は鹿島なのに市の名前は「鹿嶋市」となっています。そんな歴史があるそうです。
鹿嶋市は以前、常陸国一宮である鹿島神宮の門前町として栄えた街ですが、現在は南の神栖市とともに、鹿島臨海工業地帯を成す、工業都市となっています。また、西側には北浦があります。
門前町周辺へ
ではお散歩をスタートします!
JR鹿島線の終点が鹿島神宮駅です。今日はここからスタートします!
ちなみに入場のとき、Suicaで入ったら鹿島神宮駅はSuica非対応で、改札に行列ができていて大変でした・・。
というわけで、今回の起点は鹿島神宮駅です。
まずは鹿島神宮へ向かいます。駅を出て、南側に坂を上がっていきます。
鹿島ゆかりの剣豪・塚原卜伝銅像
銅像を発見しました!見てみると塚原卜伝様でした!
塚原卜伝と聞いて誰か分からない方も多いと思いますので紹介いたします。
塚原卜伝は戦国時代の常陸国出身の剣士です。当時鹿島にあった「鹿島中古流」に加え、「天真正伝香取神道流」を修め、「鹿島新当流」という新しい流派を開いた、鹿島が誇る英雄です。生涯幾度も真剣で勝負を行い、一度も傷を負わなかったことから、「剣聖」と言われています。
「無手勝流」の伝説で有名です。
鹿島神宮参道
坂を上っていくと鹿島神宮の参道にたどり着きます。
鹿島アントラーズのオブジェクトなどもありました。鹿島の人にとって鹿島アントラーズは特別なんだなと実感します。参道は平日のためそれほど混雑はしていませんでしたが、閑散としているわけではなく、ほどよい感じでした。参道にはお土産屋や食事処などが並んでいます。
そば処よしのや
参道にいい感じのお蕎麦屋さんがあったので、入ってみましょう。
室町時代創業という看板に惹かれ、そば処「よしのや」へ。暑かったので「門前そば」を注文してみました。
細めのそばで、コシも強く、僕好みのそばでした!美味しかったです。天ぷらもさくさくで、衣に味が付いていたので、つゆに入れない派の僕としては、嬉しいものです。ただ、大盛りにしてもちょっと少なかったのは残念です・・・。まあ基本的に旅先ではどこで食べても足りないので、もはや慣れましたが。
常陸国の一宮 鹿島神宮
鹿島神宮の鳥居が見えてきました。この鹿島神宮は旧常陸国の一宮です。一宮とは、旧国に1箇所ずつあった格式の高い神社で、次が二宮、その次が三宮…となっています。
府中の時にて総社を紹介しましたが、社格では一宮の方が上となっています。
簡単にいうと、常陸国(現在の茨城県)で一番者格の高い神社ということになります。
また、全国にある鹿島神社の総本社となっています。また、千葉県の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに、東国三社に選ばれている、関東有数の神社です。
ちなみに明治時代以前に「神宮」という名称を使っていた神社は、伊勢の「神宮」と下総の「香取神宮」と常陸の「鹿島神宮」のみだったらしいです。
鹿島神宮楼門
売店を横目に通り過ぎ、本殿へ向かって進んでいきます。境内の中はやはりいいですね。
左右に大木があり、太陽の熱を和らげてくれるので、嘘みたいに涼しいです。
楼門が見えてきました。左側に手水舎がるので手を清めて、早速くぐってみましょう。ちなみに、ここの楼門は熊本県の阿蘇神社、福岡県の筥崎宮とともに日本三大楼門に数えられています。
さらに、ここの門のこちらの扁額の文字は、かつて「東洋のネルソン」と言われ、ロシアのバルチック艦隊を撃破した、日本海軍の英雄、東郷平八郎元帥の直筆によるものだそうです。
茅の輪くぐり
楼門の先には茅の輪くぐりがありました。茅の輪くぐりとは、旧月でいうと「水無月」今でいう6月に行われる神事です。これは正月(1月)から水無月(6月)までの半年の罪穢れ(つみけがれ)を祓う意味があります。
本殿
その先にはついに拝殿と本殿です。
基本的に本殿は見えませんが、屋根の部分だけでもかなり美しい作りになっています。
こちらの本殿、拝殿も国の重要文化財に指定されています。参拝し、社務所へ御朱印帳を預けに行きます。
はじめて書きますが、実は僕、全国一宮の御朱印帳を半年くらい前に買ったのです!
奥宮
御朱印を押してもらう間に、奥宮に向かいます。東神門跡からまっすぐとのびた奥参道はさらに神々しい雰囲気となります。
途中に鹿園があります。
鹿は古の時代から神々の使いとされ、神社などで飼われていたりします。
鹿園から少し行くと奥宮です。
こちらも重要文化財となっています。建物自体は地味ですが、周りの木々と調和して、個人的にはいい感じの雰囲気だと思います。
宝物殿
宝物殿ものぞいてみましょう。鹿島神宮の宝物殿には「直刀 布津御霊剣(フツノミタマノツルギ)」が展示してあります。古事記、日本書紀によれば、これはタケミカヅチが葦原中国(あしはらのなかつくに)を平定するときに用いた剣とされています。
レプリカを持つことができますが、かなり重いし、長いです。
売店
御朱印を頂き、帰りに売店に寄ってみましょう。
お団子を頂き、梨のソフトクリームがあったのでそれも食べてみました。さっぱりした酸味が暑さに心地よいです。
鹿島城址
電車の時間に合わないので、鹿島城址によってみる事にしましょう!
鹿島城址は連郭式の平山城で、戦国時代は鹿島氏の居城でした。今は公園となり市民の憩いの場となっています。もちろん建物などは何も残っていませんが、空堀や土塁は一部ですが、見ることができます。
こちらは鹿島城址の堀の跡です。関東の城は、土がベースとなっている城が多いため、この鹿島城も土塁と空堀を使った城だったようですね。
こちらが本丸跡です。北浦が望める景色がきれいですね。
芝生にシートを広げ、親子で遊んでいる姿を見ると、心が和みますね。
当時、軍事施設として民を守る役割を担っていた城が、500年の時を経て、市民の遊び場として、役に立っているのは凄いことだと思います。
まとめ
さて、本日はこの辺で帰路に着くとしましょう。
どうでしたか?鹿島は常陸国の中で、かなり大切な地域で歴史も深い場所です。興味をもっていただければ嬉しいです。気になった方は是非、サッカーの試合前にでも、鹿島へ足を運んでみてください。