真田氏の城下町・上田を散策しよう!

上田城

今回は私が好きな長野県!信州上田に行ってきました。真田丸でも注目を集めた真田の街、上田の見どころを紹介します。

上田とは

上田は長野県東部にある市で、長野市、松本市に次いで大きな町です。2016年の大河ドラマ「真田丸」の影響もあり、真田家ゆかりの地として注目を集めました。

上田は国分寺、国分尼寺、総社などがあることから、信濃の国でも重要な地だったことがわかります。平安時代に松本市に移されるまでは上だが国府だったようです。

アクセス

上田市への車でのアクセスは、東京から首都高、関越自動車、上信越を乗り継ぎ、約2時間半です。

電車の場合は東京駅、上野駅から上田駅まで北陸新幹線を利用して約1時間15分です。「かがやき」は停車しませんのでご注意ください。

上田駅

上田の見どころ

ここからは上田の街の見どころを紹介します。史跡が数多く残り、散策にはもってこいの街になっています!

真田信繁像

上田駅を出てまず目につくのは真田信繁の像です。上田は安土桃山時代に真田家の所領であり、中でも信繁は人気が高い武将ですので、上田の街のシンボルとなっています。

真田信繁像

上田城址公園

上田で絶対に外せないのは上田城址公園。2回にわたり徳川の軍勢を退けた、天下に名高い名城です。

上田城

アクセス

上田城址公園は上田駅から徒歩10~15分で着くことができます。

駐車場もありますので、車でもおすすめです。無料駐車場があるのはありがたいです。ただ、無料の駐車場は南側で、北側の駐車場は利用時間によって料金がかかりますのでご注意ください。北側でも通常時は1時間まで無料です。

料金

上田城址公園は無料で入ることができます。メインとなる櫓門に入るのには大人で300円の料金がかかります。

上田城の歴史

上田城は謀略家として有名な真田昌幸によって築かれた平城で、上田の中央に建てられています。日本100名城にも指定されています。

周囲を堀と土塁、虎口に石垣で固めた城ですが、第一次、第二次上田合戦で徳川の大軍を撃退し、天下にその名を轟かせました。城郭や城跡はたくさんありますが、実戦経験がある市炉で輝かしい戦果をあげた城は、全国でも他に例が少ないそうです。

しかし、上田城は関ヶ原の合戦後に壊され、藩主であった真田信之公も松代へ移封となりました。その後、小諸から入封した仙石氏により城は再興され、近世後半には松平氏の居城となります。

千曲川の河岸段丘の上に築かれた城郭で、かつて本丸には櫓門2基、櫓7基があったそうですが、今は櫓3基と櫓門1基をみることができます。

北櫓・南櫓・東虎口櫓門

こちらが入り口です。

上田城櫓門

門へと続く道にはおもてなし武将隊がいました。

おもてなし武将隊

ここから堀をみるといい感じです。

上田城の堀

かなりの高低差があり、防御に適した城であることが容易に想像がつきます。

櫓門の中には入ることもできますが、300円の入場料がかかります。櫓門からは上田盆地を眺めることができます。

櫓から眺める上田盆地

河岸段丘の千曲川方面は急な坂になっており、天然の堀というのもうなずけます。子どもは目の前を通過する北陸新幹線に夢中でした!

上田城の北側には水堀も見ることができます。

上田城北側の水堀

段丘の下の無料駐車場側から見るとかなり急峻な崖になっていることがわかります。

西櫓

100名城スタンプ

上田城の100名城スタンプは上田市観光会館と上田市立博物館にあります。私は観光会館の方で押しました!以前は櫓にもスタンプが置いてあったと思うのですが、廃止されてしまったようです。

眞田神社

上田城の内部には眞田神社があります。真田氏、仙石氏、松平氏という歴代の上田城主を御祭神としています。上田城は徳川軍を二度も退けたことから「落城しない=落ちない」として受験生などによる合格祈願が多いようです。

眞田神社

北国街道柳町

柳町通は上田城の北側にある町並みで、城下町の様相です。上田城からは歩いて15分くらいでした。

柳町

信州みその武田味噌の菱屋、女性杜氏が醸している蔵元として有名な岡崎酒造などの歴史がありそうな重厚感漂うお店はもちろん、パン屋さんやダイニングバーなどのおしゃれなお店もあります。

柳町屋

柳町屋ではアップルを使用したスイーツやソフトクリームなどを販売しています。

上田大神宮

北国街道柳町の通りを一番奥まで進むと上田大神宮が見えてきます。

上田大神宮は明治時代につくられた比較的新しい神社で、御祭神は伊勢神宮と同じ天照大御神と豊受大御神です。

上田大神宮

本殿右の社務所で御朱印をいただくことができます。

科野大宮社(しなのおおみやしゃ)

上田駅から上田城とは逆の方向に15分程度行ったところに科野大宮社があります。

科野大宮社は信濃の国の総社といわれており、信濃(しなの)の地名は科野(しなの)からきているとのこと。

科野大宮社

科野大宮社は、真田昌幸が上田城を築いた後、上田城の鎮守社として歴代の上田藩主の尊崇をあつめていたとか。

現在の社殿は江戸時代末期の再建だそうです。科野大宮社は神主さんがいないときがあるため、御朱印をいただく際は事前に連絡を入れたほうが良いかもしれません。

私も御朱印をいただこうとしましたが、神主さんはおらず電話でお願いしました。

信州そば「草笛」

信州といえば、なんといってもお蕎麦です。今回は「草笛」でお蕎麦をいただきました。

草笛本店

草笛は上田城前店と上田店の2店舗あるとのことです。個人的な経験上、観光地に作られた支店は本店に比べると味が落ちるイメージがあったので、上田店へと向かいました。

駐車場は30台くらいでしょうか。ちょっと時間が早かったからか、まだ空いていたので草笛で食べることにしました。

草笛の名物は「くるみ蕎麦」ということですが、私は普通の天ざるそばを注文。しばらくしてお蕎麦が運ばれてきました。

草笛の天ぷらそば

まずはボリューム。たっぷりと山になったお蕎麦…。魅力的です。

食べてみるとやや硬めのお蕎麦でのど越しがたまりません。

そばの風味が口の中に広がります。

 

いかがでしょうか?

私は長野県が好きで、上田周辺にも何度も行っていますが、面白い歴史や新たな発見があるのでいつもワクワクします。今回は上田駅周辺に焦点を当てましたが、近くには別所温泉をはじめとする温泉地もあります。

東京からのアクセスが便利なので、ぜひ皆さんも訪れてみてください。